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競馬の開幕週とは、各競馬場が開催をスタートした週の事。中央競馬は全国10箇所に競馬場がありますが、一度に全部の競馬場で開催するのではなく、2〜3つの競馬場で、それぞれ8日前後開催し、それが終わると別の競馬場に代わる代わる開催地が変わって行きます。
開催する競馬場を変えるのは、主にコースの芝の保護が目的です。芝はレースをすると馬の脚で蹴られてボロボロになり、それが元通り再生するには何ヶ月か必要なので、開催地を変えます。
つまり、開催地が変わって、最初のレースがもっとも芝の状態が良いんですね。
ただ、開幕週と言っても、例えば2回京都開催なんかは開幕週とは言っても、1回京都開催で8日間使った翌週に連続して開催されるので、芝の状態が良好ではなく、ある程度傷みがある状態です。
一般的に競馬ファンが言う「開幕週」とは、やはりこうした連続使用ではなく、他場からバトンタッチされた芝の状態が万全の週を指しています。
競馬はコースの内側の柵(内ラチと言う)に沿って走ると最短距離でレースができるため、どのレースでも各馬内側にポジションを取ります。
その結果、コースの内側が凸凹になり、スタミナを消耗してスピードも出せなくなります。
こうなると内側を走ると不利になり、かと言って外側を走りすぎると走破距離が長くなり不利になり、どこを走らせるか?が勝敗に大きく影響します。
開幕週は芝の状態が良好なので、最短距離を走れるポジションを取りに行きやすい内枠の馬は有利です。
開幕週は内側が有利ならば、外枠の馬だって有利な内側のポジションを取りに行きたいですが、レース序盤で他の馬に邪魔されず内側に移動しやすい、逃げ・先行タイプの馬が有利になります。
開幕週は内側を走れる逃げ・先行タイプが有利なのは騎手も知っているので、開幕週では逃げ・先行タイプのポジション争いが激しくなる事も珍しくありません。
そのため、逃げ・先行タイプの馬が互いに潰し合って共倒れになり、結果的に差しタイプの馬が多く馬券に絡む…という逆転現象も多々起きています。
上級者の馬券戦略的には、今はむしろその潰し合いを狙う方が主流とすら言えるかも知れません。
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