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JRAの競馬は普通朝の1レースは未勝利戦からはじまります。(最近は障害レースのケースも増えましたが)そして、もっとも施行回数の多いのも未勝利戦です。つまり、未勝利戦を攻略してしまえば、競馬は午前中からスタートダッシュを効かせて楽に一日を戦えると言う事になります。
未勝利を制する者が馬券を制すると言っても過言ではないのです。そこで今日は未勝利戦を攻略する裏技を書きたいと思います。未勝利戦と一言で言っても、実は中身が全然違うことをご存知でしょうか?
もくじ
2歳未勝利・3歳未勝利(春)・3歳未勝利(夏)と、簡単に大きく分けて3つにタイプが存在します。以前までは3歳未勝利(秋)もありましたが、廃止されました。
※さらに2021年以降は3歳新馬戦も廃止され、新馬戦は2歳戦のみになる見通し。
新聞や出馬表には「2歳未勝利」や「3歳未勝利」としか書かれてませんが、いずれも中身が全くと言って良いほど違うので、馬券を買う時もその違いを考慮していないといけません。
新馬戦も勝っていない馬しか出走しないので未勝利戦ですが、新馬戦は既走データが無いという点、スローペースで流れて直線勝負と言うレースが多いなど、別と考えてください。
「騎手もとりあえず一回走ってみなければわからない」新馬戦と違い、未勝利戦は「騎手が、まぁ感触はつかめたかな」と言う状態なので、これを同列に扱うのはちょっと違う気がします。
JRAに登録しデビューした馬は、まずは未勝利戦を勝ち上がる事を目指すわけですが、当然強い馬から順に勝ち上がっていきます。ちょっと以下のモデル図をご覧ください。
※時間の流れ→
仮に今年の競馬デビューした馬が上図の1番から32番までの32頭だったと仮定します。すると、最初は言うまでもなく全馬32頭が未勝利戦を一緒に戦う事になります。
そして上図のように、概ね強い者から順に未勝利戦を勝ち上がって行く事になります。
※能力値の低い馬ほど数が多いのは、どの世代も強い馬はひと握りで、あとは平凡な馬が多いからです。
最初は一番左の表の状態だった「未勝利馬勢力図」が、時を経るに従って右の表へ移行して行きます。
つまり、最初の頃の未勝利戦は人気上位馬(≒能力の高い馬)が頼りになるので比較的馬券は的中させやすいわけです。
しかし、右側の表に移行していくに連れて、各馬の能力差が上位と下位で大差がなくなってくるため、ちょっとのスタートの差や展開のアヤで簡単に人気馬が負けるようになります。
裏を返せば人気薄の馬の一発が増えると言う事です。上記のモデル図には「平凡な馬未満のどうしようもなく弱い馬」は記載されていませんが、当然、実際の競馬においてはそういう馬も混じって競走します。
そして、そういう弱い馬は月日が経てば地方競馬に活路を見出したり見切りをつけて引退させたりして、上層と下層が抜けて結局最終的には平凡な馬のどんぐりの背比べになります。
あと、基本的に未勝利戦は勝ち上がるだけで降級や下位からの昇級がありませんが、500万円下クラス以上の条件戦になると、上位からの降級と下位からの昇級があります。それをモデル図にしたものが下の表です。
能力上位の馬が勝ち上がって減った分、下位クラスを勝ち上がった馬が補充されます。つまり、基本的に「勝ち上がりの順番待ち」である未勝利戦と違い、1勝クラス以上では実力要素よりも、運の要素がレースを支配する割合も増えて来ます。
上記の図を見てもわかる通り、未勝利戦をなんとかやっとこさ勝てた…と言うレベルの馬では、そこから先の上のクラスではかなり苦戦を強いられると言う事ですね。
2歳新馬戦はわりと新聞で高評価を得ている馬を買えば、とりあえずそれなりに馬券は当たりますが、2歳未勝利戦は前走から大きく成長したり、競走条件がガラリと変わったりして、読みが難しいのが特徴です。
2歳未勝利は、芝でデビューしたあとダートを使ってみたり、短距離でダメなら長距離を使ってみたり、調教師にしろ騎手にしろ馬の能力適性を探りながらの部分もあるわけです。
それに、この時期は1ヶ月あれば馬が成長して、前走の負けは一体何だったんだと思えるような活躍をするケースも少なくありません。
したがって、この時期の未勝利戦は展開を読んで理詰めで馬券をとる事が難しい時期と言えます。統計的には1番人気の馬はよく勝っているのですが、オッズがアテにならないので判断が難しいわけです。
サラブレッドは毎年1月1日に1歳年齢が加算され、3歳春というのは1月から大体6月くらいまでをイメージしてください。2歳でデビューしていなかった馬たちも成長して続々とデビューしていく時期。
3歳春には桜花賞・皐月賞・オークス・ダービーと言った大きなレースを目指して大物や期待馬が出走するので、強い馬が強い勝ち方をするケースが増えてきます。
こういう頭ひとつ抜けた馬がいるレースでは比較的簡単に馬券をとれます。
一方で大舞台には届かないなと諦めた芝路線の馬たちが、ダートに路線変更して来る時期でもあり、そういう馬が複数頭いたりすると予想はかなり難しくなってきます。
逆に言うと芝路線の方は出世しそうな馬や一瞬のスピードを持っている馬を狙う事で、わりと的中しやすい時期だと言えます。
これが3歳の夏の時期になってくると、そろそろ限界が見えてくる馬も沢山出てきます。
芝もダートも試した、短距離も長距離もダメ、騎手も変えてみた、逃げても差してもダメ、「じゃあ、そろそろ地方競馬に移籍を考えようか…」と言う馬がゴロゴロしている時期。
その弱い弱いレベルの出走馬の中に、訳あって「春の大舞台には間に合わなかった素質馬」が出走すると、あっさりと勝ってしまうわけですね。
今後地方競馬に移籍して、そこですら勝てるかわからない馬と、体調さえ順調に行っていれば、今頃G1や重賞で上位人気馬とライバルになっていたような馬では、もうハッキリと能力の差がありますから。
レース自体は多く経験しているのに、この時期まで勝ちきれていない馬は、大抵の場合ある程度スタミナがあるので程々の着順には粘れるが、瞬発力が無いので伸びきれないというタイプが多いです。
その程々の成績を過大評価されて人気するんですが、上記で述べたような遅れて来た主役級の馬にあっさりとブチ抜かれます。
こういった未勝利戦の違いを知っているだけでも馬券勝負を有利に運ぶ事ができます。知っていると知らないとでは大違いなんですよね。
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