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地方競馬のコース特徴や傾向から、勝ち方のコツ・上手い買い方のコツなど、初心者には難しい地方競馬を今から一緒に攻略していきましょう!
地方競馬はコースもメンバーも単調なので、展開が読みやすく有利不利も把握しやすいです。その代わり、各競馬場ごとに色んな個性があり、それらを把握しておく事がとても重要です。
ちなみにJRAの競馬場については競馬場特徴と傾向にて解説しているので、良かったらそちらも一緒に読んでみてください。きっとあなたの役に立つと思います。
地方競馬の最大の特徴は9割以上のコースがダートで行われると言う事です。芝とダートの違いについて詳しい事はダート競馬の特徴に書いているので、ここではさらりとだけ触れておきましょう。
ダートとは砂で出来たコースの事で、芝生を植えたコースと比べてスピードが出ず、パワーとスタミナを要求されます。なので日本の競馬界は、JRAのスピードで通用しなかった馬が、地方競馬で活躍する場を得る…と言う図式になっています。
先程も言ったように、大体の地方馬はJRAでは通用しないから地方に所属しているケースが殆どで、要するにスピードがあまり無い馬が多いわけですね。なのでJRAのように直線一気で着順が入れ替わる…という事が地方競馬ではJRAほどは多くありません。
そのため、地方競馬ではスタートを決めて逃げ・先行策の競馬ができる馬が随分有利となっています。地方競馬でも直線の長い競馬場では、多少逃げ・先行馬が苦しくなりますが、それでもやはり逃げ・先行馬が強いです。
用語解説:競馬 逃げ 先行 差し 追い込み マクリ【意味解説】
つまり地方競馬攻略の第一歩は、まずは逃げ・先行タイプの馬を狙って馬券を買うと言う事になります。
地方競馬は競馬場によって競馬場のコースレイアウトが異なり、コーナーのきつさや長さ、最後の直線の長さなども違います。一般的には直線が短いと逃げ・先行馬にとって有利になりますね。
これの直線の長さの違いにより、大井競馬場や門別競馬場の外回りコースや盛岡競馬場は差しが届きやすかったり、浦和競馬場は逃げ馬が残りやすく、園田や高知はコーナーで加速しやすいので直線距離のわりには差し馬への不利が緩和されていたりします。
地方競馬は競馬場ごとに人気馬の強さの傾向も違います。1番人気の勝率も大きく異なります。以下は地方競馬場ごとの単勝1番人気の馬の勝率をグラフにしたものです。
堅い決着が好きなら大井競馬は避けた方が良いし、荒れる結果が好きなら南関東の4場が向いているかも知れません。自分の指向に合った競馬場を選ぶか、その競馬場にあった買い方をするのがコツです。
さて、ここまで読み進めたら、地方競馬と一言で言っても、各競馬場ごとに個性があり、もちろん所属しているジョッキーの顔ぶれも全く違いますし、各競馬場の、その個性を細かく知る事がとても重要だと理解して頂けたと思います。
ここで南関東の馬券しか買うつもりの無い人に、延々と園田競馬の必勝法を説いても仕方がありませんので、以下のリンクから各競馬場の解説ページに進んでもらって、それぞれの競馬場について学んで貰えればと思います。
基本的には内枠先行が有利なものの、馬場状態によっては傾向が違っている日もありますし、騎手の意識が前に前にと働けば、当然ハイペースになって先行馬がスタミナを消耗し、最後の長い直線を活かして差し・追い込みが届くことも多いですね。
馬場状態の変化によって、イン逃げ・先行が決まりやすかったり、外差しの馬が伸びやすくなったり、その日の馬場傾向を掴むのは重要です!
川崎競馬の最大の特徴は短くきついコーナーです。そのため有利なのは内枠の馬が有利になりやすく、また荒れる時は外枠が来ると言うわかりやすい結果になる事が多い競馬場です。
以前は地元ジョッキーが有利だったのですが、近年では地元ジョッキーにそれほどアドバンテージがなく、普通に南関東リーディング上位の騎手が他場同様活躍していますね。
同じ南関東に属する大井競馬では短距離に1000mのコース設定自体はあるものの、新馬戦などで使われる程度で、それほど使用頻度は高くなく、スプリンターは1200mか1400mを走る事になります。
他にも浦和競馬は800m・1300m・1400mで、川崎競馬は900m・1400mなので、1000m・1200m戦の多い船橋は南関スプリンターの大きな活躍の場になっています。
当然短距離なので瞬発力のある逃げ・先行馬が有利なんですが、上記のような事情で強い短距離馬が集まりやすく、消耗戦になって差しが決まって波乱の結果になる事も多いですね。
浦和競馬は南関東4競馬場の中では最も直線の短い競馬場です。そのため逃げ馬の逃げ切りや逃げ粘りが多数発生する事が特徴的なので、差し・追い込みの馬はなかなか活躍出来ません。
ただし、重賞などのハイレベルなレースになると、先行馬同士の潰し合いも増えて、差しが届くケースもあります。基本的には内枠が有利になりやすいコースだと言えます。
距離設定の殆どが1400m戦であり、1400mコースは最初のコーナーまでが長いため、序盤をマイペースで走りやすい事と、最後の直線が短いので、進路取りでストライドロスの少ない外枠の馬が有利になりやすいです。
南関東みたいに他場との人馬交流が少なく、馬や騎手は代わり映えがなく、ライバル馬の能力や自馬の能力の違いもよくわかっているため、「展開で差をつける」事が重要になります。
姫路競馬必勝法のポイントは先行馬を狙う事ですね。姫路競馬場は園田競馬場よりも直線が長いのですが、その分差しが決まりやすいかと言うとそうでもなく、園田競馬場よりも逃げ先行が有利な傾向があります。
※2022年度に愛知県弥富市に移転後の特徴について解説する。
直線部分が長くなり、以前の名古屋競馬場よりもレーススピードが速くなった。それでも逃げ有利な状況は続いてますね。
砂の消失・入れ替えなどで今後傾向が変わる可能性もあるものの、現在の所は若干外枠に有利なコースだと言えそうです。
名古屋競馬必勝法の詳細を読む
名古屋・笠松競馬クラス分け解説
笠松競馬場は先行争いの激しい地方競馬の中でも、さらにトップクラスに先行争いが激しく、序盤でスタミナを温存しやすい外枠の馬が有利になるケースが多いですね。
高知競馬は馬の能力は拮抗しているレースが多く、調子やスタートでレースの大半が決する場合も多いですね。成績や実績は良好なのに新聞の評価が悪い馬は、調子落ちを疑って良いかも。
負けた馬ばかりを出走させて構成されている一発逆転ファイナルレースが三連単の払戻率77%にアップされる名物的なレースになっています。
高知競馬必勝法の詳細を読む 高知競馬ファイナルレース予想のコツ
佐賀競馬場は逃げ先行馬が有利な競馬場ですが、内ラチ沿いの砂厚が深いので、逃げ損ねた内枠の馬は砂の深いインに閉じ込められる不利を受けるケースがよくあります。
かと言って外枠が有利…と言うほどでもなく、内枠過ぎず外枠過ぎず、スタートをスムーズに決められる馬が強い印象ですね。
盛岡競馬場必勝法のポイントは長い直線と高低差による差し馬の逆転で穴馬券を取る事です。地方競馬は先行馬が有利になりやすいので人気も先行馬が集めやすいです。
でもその分先行争いが激しくなると盛岡競馬場の直線の上り坂が先行馬の残ったスタミナを削り取るので、差し馬が一気に先行馬を交わし切るシーンも多いです。
水沢競馬場は岩手県競馬組合の主催する競馬場で、同じ岩手の盛岡競馬場と比べると、かなりコンパクトな競馬場になっています。
スピードとパワーとスタミナが要求される盛岡と違い、水沢はスタートを決めて逃げて先手を奪えると、かなり優位にレースを進める事ができます。
金沢競馬の馬のレベルはさほど高くはありません。金沢競馬必勝法の簡単なポイントは開幕シーズンの馬の仕上がりを見極める事です。
冬季休催の間、他場で走っていた馬と、休養していた馬では、明らかに休養していた馬が不利ですが、なまじっか休催前の成績が良くて人気してしまい、飛んでしまう事が多々あります。
金沢競馬は日本一先行争いが激しく、人気の馬が人気薄の馬に無理に競りかけられ、スタミナを削られて大負け…というパターンも多い競馬場です。
門別競馬場は近年だんだんと逃げ切りが難しくなって来ているような印象があります。2歳馬なんかは中央競馬の馬とも渡り合えるぐらいハイレベルな馬がいたりしますね。
一方で冬の間は雪で開催が出来ないため、どうしても騎乗数が少ないせいか、騎手が他場と比べて頼りない印象は否めません。
いかに「門別競馬場の勝ち方を分かっている騎手」を見つけられるかどうかが、馬券の成績に大きな影響を与えると思います。
ばんえい競馬は基本的には逃げ・先行タイプの馬が有利で、ゲートの出はもちろんの事、レース序盤の第一障害をいかにスムーズに越えられるかどうかはかなり重要です。
せっかくゲートを上手く出ても、第一障害で少しフラつくような馬は、そこで減速した分が確実にレース後半に響きます。
序盤のスピード、障害をスムーズに越えるパワー、最後の直線で止まらないスタミナの三つを兼ね備えていないと、上位にはなれません。
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