名古屋・笠松競馬クラス分け解説

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名古屋競馬と笠松競馬のクラス分けについて解説します。名古屋競馬と笠松競馬では賞金によってランク・クラスが分けられて、実力が拮抗したレースになるような仕組みになっています。

級・組の基本

名古屋も笠松も獲得した賞金の額によってランクがC→B→Aと上がっていきます。そして、同じCランク帯でも収得賞金の少ない順に20組→19組→18組…2組→1組とクラス分けされています。

CBAは「級」と呼ばれ、その後に続く数字は「組」と呼ばれます。

C級の馬がレースで賞金を獲得すると「組」が上がっていきます。そして、年度によって設定は変わりますが、ある一定の賞金を超えるとB級に編成され、そこでも頑張って賞金を積み上げればA級に編成されます。

JRAの場合は1着にならないと昇級に関連する収得賞金は加算されませんが、名古屋・笠松の場合(地方競馬は大体どこもですが)は2着以下で獲得した賞金もクラス編成の計算に使います。

なので「好走続きで昇級」したのと「勝ちまくって昇級」したのとでは、昇級後の活躍に差があるケースも目立ちますね。

降級制度

しかし、名古屋と笠松では3月・6月・9月・12月に、収得賞金額を25%減らして計算し基準を満たさない馬には「降級」が行われます。B級に上がったもののビリ続き…みたいな馬でも、C級に戻って再び活躍のチャンスが得られます。

ただし問答無用に全馬の賞金を減らすと、まだ昇級したばかりの馬が降級させられてしまうので、例えば3月~6月の間に昇級した馬に関しては、6月の再編成のタイミングでは降級しません。(他の月の再編成も同様)

つまり、降級する馬は3ヶ月以上に渡って同級内で賞金を殆ど加算できず停滞している馬だけって事ですね。

必ずしも弱いから、級の壁にぶち当たったから、そういう理由だけでは無く、単に体調を崩して休んでいただけの馬もいます。そういう馬にとっては復帰後に本来の実力より下のランク帯で走る事になるので、圧勝するケースも多いですね。

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