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競馬の三連単にはボックス・流し・フォーメーションという買い方があります。それぞれの違いと特徴、メリット・デメリットなどについて解説していきたいと思います。
もくじ
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三連単のボックス・流し・フォーメーションのざっくりとした違いについて解説。
初心者向け解説:ボックスとは複数頭を選んで、その全ての組み合わせを買う事。買い目点数は増えるが順番がどうなっても選んだ馬同士で決着すれば当たりになるのが特徴。
流しとは軸と呼ばれる主役を1頭決めて、相手と呼ばれる複数頭の脇役を選ぶ1頭軸流しと、主役を2頭決める2頭軸流しがある。主役が必ず馬券圏内に来ないと当たりにならないのが特徴。
流しには順番違いも同時に買えるマルチという買い方もあって、三連単マルチとはフォーメーションとの違いと使い分けに詳しく書いておきます。
フォーメーションとは1着候補・2着候補・3着候補をそれぞれ好きな頭数だけ選べる買い方で、ボックスでは多すぎるし、流しではかゆい所に手が届かん…という時に便利な買い方です。
初心者のために一応念のため簡単に説明しておくと、三連単のボックス馬券とは、例えば馬券購入時のマークカードに以下のように塗り潰したとすると…
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
● | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ |
以下の組み合わせはどれが来ても当たりという事になります。
つまりボックス買いなら、塗り潰した1 2 4 7の組み合わせは、あらゆる順番の組み合わせ全て買えます。1頭でも自分の選んでいない馬が3着以内に来たら、買い目が多い分ダメージがでかいです。
沢山の頭数を選べば選ぶほど当たりやすくはなりますが、以下のグラフのように自分が選択する馬が増えれば増えるほど、買い目の点数は爆発的に増えます。
三連単ボックスの買い目は3頭なら6点買いですが、これが4頭のボックスになると4倍の24通り、さらに1頭増えて5頭のボックスになると最初の6点の10倍にあたる60通りもの買い目になってしまうため、多頭数のボックスは「ハズレが許されない状態」になりやすいので、あまり多くの頭数を選ぶ事は出来ません。
三連単ボックスが適しているのはせいぜい自分が上位に来ると思う馬3頭から4頭で順番だけが悩ましい…というケースぐらいでは無いでしょうか。常にボックス買いで多点買いをしていても、三連単と言えども多くのレースは三連単の中では安い部類に入る配当で決着するので、利益を出すのはシビアな戦いになります。
三連単ボックスは候補馬の全部の組み合わせを買えるけえ、下記の決着シーンみたいに、上位拮抗ムードで接戦になるじゃろうなって時に使うとええよ!
時々、三連単5頭ボックスがおすすめとか、6頭ボックスがおすすめなんて事を書いているWEBサイトがありますが、ハッキリ言ってド素人です。
プロの視点から率直に申し上げますと、ボックスで5頭も6頭も選ばなきゃ当たらないような人は、そもそもそのレースの各馬の着順を読めていないので、別の買い方を選ぶなどのアプローチを取った方がマシです。
三連単流しの場合、軸2頭流しなら相手候補が増えても買い目は最大でも16点なので爆発的には買い目の点数は増加しませんが、軸1頭流しの場合は相手候補が増えれば増えるだけそれに比例して買い目の点数は増えます。ボックスよりはマシですけどね。
デメリットとしては着順を1頭ないし2頭固定しなければならず、わずかなレース展開の乱れで涙を飲む事も想定できます。それを避けるためにマルチと呼ばれる軸馬が何着に来ても良いように買う方法もありますが、当然買い目の数は6倍に増えるので、外れた時のダメージも大きくなります。
三連単流しは1頭か2頭が他の馬と比べて明らかに強いレースとかに使うとええよ。他にも3着ばっかり続いとる馬を3着付けにして1着2着に複数の馬を選ぶっていう買い方もできるよ。
1頭「こいつだ!」と思える1着で突き抜けるような馬がいて、なおかつ相手候補も絞り込めるような時は良いのですが、実力が拮抗している混戦模様のレースの場合では扱いにくい買い方では無いでしょうか。
三連単フォーメーションは1着候補・2着候補・3着候補をそれぞれ好きな頭数選ぶ事ができます。
例えば以下の馬券の場合…
5 は強いから1着に来るだろう、恐らく他の馬の逆転は難しいから1頭だけチョイス。
逃げて粘れれば 7 は2着・3着に来ても全然不思議じゃないが、順当に行けばまぁまぁ強い 6 が2着に来るだろうから、この2頭をチョイス。
3着候補には上記の馬に加えて人気薄だが3着ならありそうな馬を2頭足して高配当も狙ってみよう…という感じで自在に馬券が組み立てれます。
選んだ馬の合計は5頭なので、ボックスで買えば60点買いになりますが、フォーメーションなら無駄な買い目を省いて6点買いに調整できます。
軸馬が1着か2着だろうな、展開から考えると負かすとしたら○番しかいないけど、2着にはあれとこれとそれが可能性あるな…などと、自分の頭の中で思い描いたレース結果に対して無駄なく網を張れるというメリットがあります。
フォーメーションは遠征してきた外国馬とか、初出走馬とか、休み明けの馬とか、今回は走るんか走らんのんか、強いんか弱いんかわからんなって言う馬がいる時に、念のために3着候補や1着候補に追加するのにも役立つよ!
上記の三点を踏まえると、ボックスだとイタズラに買い目の点数が膨らみすぎるし、流しだと買い目に柔軟性が無いし、フォーメーションが一番効率的で便利な気がします。
もちろん、本当は1点1点通常マークカードを手塗りして、オッズによって金額も強弱を付けて…と出来れば一番理想的な買い目になるんでしょうけど、実際なかなかその実現は難しいですよね。
ネット投票じゃったらオッズによって賭け金の強弱をつける事が簡単にできるんよ。詳しくは合成オッズの計算方法 簡単な出し方にも書いとるよ!
以前三連単必勝法でも話した事なんですが、そもそも三連単という馬券は高配当好きが買う馬券であり、本命党は基本的には馬連・ワイド・単複のような比較的手堅く的中しやすい馬券を好む傾向にあります。
という事は三連単を買う人の中には本命サイドの三連単を買う人は少ないはず…なのですが、場外馬券売り場などで馬券親父達の会話を聴いていると、「あかん、当たらへん、当たっても安っすい奴ばっかりや」というセリフを頻繁に耳にします。
私としては「安い安い」と文句を言うぐらいなら、オッズの低い買い目だけ除外して買えば、的中率は下がるものの資金の流出を抑えつつ的中時には高配当が当たるという状態に出来ると思うのですが、皆文句を言いながらもなぜか安い配当の馬券も一緒に買います。
また、ボックスや流しのマルチなどは、当たって欲しいのは高配当だけど、馬券の買い方の仕組み上意図せず安い買い目も組み込まれてしまっているわけです。なので、出来るだけ買い目をオッズを見ながら吟味して、マークカードを面倒臭くてもチマチマ分けて塗れる人の方が結果的に効率の良い馬券を買えている可能性はありますよね。
三連単の馬券の売れ方をちょっと可視化してみましょうか。まずは、馬券発売開始直後の三連単が全然売れていない状態が以下の状態。数字は馬番ではなく各馬の人気順だと考えた方が多分理解しやすいと思います。
そのまっさらな状態に三連単1234ボックス(24点)を買う人が現れると、以下のような状態になります。
そこに三連単2頭軸で1-2-345を買う人が追加されると以下の状態。
この状態で1-2-3と1-2-4は2票入ったので色が濃くなっています。そこにさらにフォーメーションで12-12-345を買った人が追加されると以下の状態になります。
こんな感じで、三連単って1点1点吟味して買うんじゃなくて、ゴソッとまとめ買いされる事が多いので、結果的にそれほど買うつもりの無い人気どころの組み合わせがジャンジャン売れてしまうわけですよ。
その結果1-3-5とか、2-4-5とか、皆が「ちょっと手が回らなかったな」という中穴あたりの買い目がすごく馬券的に魅力的なわけですね。これが三連単の競馬必勝法の基礎でもあるわけです。
ただ、いくら馬券の買い方を工夫したり、賭け方を工夫してみたところで、肝心の軸馬選びだったり、相手馬選びだったりの、いわゆる競馬予想が下手くそだと全く無意味になってしまいます。
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