競馬当たらない理由と解決策

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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。

競馬が当たらない理由は、多くの場合高配当の馬券を狙いすぎているケースが多い。以下の三連単の配当ごとの出現率グラフを見てください。

三連単配当レンジのグラフ

高配当になればなるほど出現数・出現する割合が減っています。三連単で500倍以上のオッズを狙うとかなり当たりづらさを体感するレベルになります。

そもそも超高配当とは、人気馬が想定外の不利を受けたりして、ある種アクシデント的に発生するものなので、狙って当てるのはかなり難しいです。

本当なら当たらない人にはワイド・馬連・三連複など、難易度の低い馬券をおすすめしたいところなんですが、私の過去の経験上、口ではわかったと言いつつも券種を変える人は稀です。

そもそもワイドが当たらない人が三連単当たるわけないので、まずは馬券難易度を下げるってのは一番の解決策に成り得るので、券種を変える事に抵抗が無い人は、まずそれを試して欲しいです。

どうしても三連単で買いたい人は、まずは出現しやすい配当域の買い目を中心にして、高配当も買って良いのですが、あくまでそっちは来たらラッキーくらいの感覚でいて欲しいですね。

あと三連単で買い目の数が圧倒的に足りていない場合もありますね。少ない買い目で高配当を当てたい気持ちはわかりますが、三連単は6点買って三連複1点と同等、96点買ってワイド1点と同等な組合せ数が超多い馬券ですからね。

ワイド派の人なら、1つのレースで2~3点買いするのは珍しくないでしょうから、そう考えると三連単なら300点買いくらいしてないと、そう簡単には当たらないって事です。高配当を狙いすぎず、買い目の数をある程度適性にすれば、それなりの頻度で必ず馬券は当たります。

軸馬の選び方を改善

軸馬=馬券の中心とする馬の事

もし、あなたが神様から3着以内に来る馬を1頭だけでも教えてもらえたとしたら、複勝を買えば必ず当たるし、馬連でも三連複でも三連単でも、とりあえず総流しにでもすればかなりの的中率になるだろうという事は容易に想像できますよね。

だから軸馬をちゃんと選定できるスキルってすごく重要なんです。

もちろん軸馬がちゃんと選定できるようになれば、その次のステップとして相手候補の見極めも重要になるんですが、その前に軸馬がちゃんと選べてないのに券種がどうの相手の選び方がどうのと言っても意味がありません。

とりあえず軸馬選びを改善するのが最重要なのです。

なので、ここまで読んだ時点で「いや、軸馬はちゃんと3着以内に来るんだよ!」という人は、次の馬券の組み立て方を改善までスキップしてしまえば良いと思います。

1番人気を軸にすると…

1番人気の馬が3着以内に来る確率は統計上6割〜7割程度、つまり1番人気を軸に総流ししていれば半数以上のレースで当たるという事。

1番人気=単勝オッズが一番低い馬

単勝オッズ表-1番人気

これが2番人気は5割、3番人気だと4割…という感じで3着以内に来る確率は減っていく。

オッズというのはJRAが自由に決めるのではなく、馬券が売れれば売れるほどオッズは下がり、馬券があまり売れない馬はオッズが上がっていくという仕組みになっています。

つまり1番人気とは、競馬ファンにもっとも多く馬券を買われている馬なので、競馬歴の長いあなたより競馬に詳しい人たちの投票も当然そこに含まれています。

要は「この馬が一番勝ちそうだよね」という多数決で選ばれているのが1番人気。

ならば、その「選ばれた理由」が間違っていない限りは、やっぱり1番人気がもっとも勝ちに近い存在であるって事なんですよね。

関連:競馬 単勝 人気別 勝率 連対率 複勝率 中央地方データ

ただ、荒れやすいレース、1番人気が勝ちづらいレースもあるので、そういうレースは見送るか高配当をダメ元で狙ってみると良いですね。こちらでかなり詳しく解説しているので読んでみてください。

どっちにしても来ちゃう

中には「いや!俺は1番人気なんか軸にしねぇ!」という人もいるんですが、例えば10番人気を軸にして、その10番人気の馬がめでたく1着に来たとしますよね?

もし2着が1番人気だったら、せっかく10番人気で当てているのに、10番人気から人気馬に流した人と、1番人気から人気薄に流した人と、貰える配当に違いはありません。

あなたが軸にしなくても、半数以上のレースで1番人気は3着以内に来ちゃうんですよね。

来ない1番人気

あと「いや!1番人気買ってんのに当たらねえんすよ!」という人もいるでしょうが、そういう時はあなただけでなく殆どの人が当たってないわけです。

どの馬が勝っても不思議じゃない拮抗戦が多かったり、人気馬が思わぬ不利やミスで負けたりしているだけなので、自分を責めたりする必要は全く無いんですよね。

ただ、負けやすい1番人気がいるのも事実なので、そういうのを経験から脳にたくさん蓄積している人は危機回避が上手いです。

こういう時の1番人気って頼りないな…と、言う経験を蓄積していくのは大切です。他にもこちらでかなり詳しく解説しているので読んでみてください。

馬券の組み立て方を改善

たとえば1番人気を軸にして、ちゃんと1番人気が馬券圏内(3着以内)に来た場合、それでも馬券が外れるって事は馬券の組み立て方に問題がある事が考えられます。

たとえばこんな馬券を買ってしまっていないだろうか…

三連単 軸2頭ながし
1ー2ー全通り

1番人気を軸にはしてて、1番人気が3着以内には来てても、1番人気が1着固定で、さらに2着候補も思い切り頭数を絞ってしまってる。

この馬券って馬単1ー2の1点買いをしているのと同じなので、馬単1点で当たるわけないじゃんという話。

1番人気が1着に来る確率は統計データでは平均約3割なので、来ない方が多いし。

三連単 軸2頭ながし
1ー2ー全通り
マルチ

こうすればワイド1ー2の1点買いをしているのと同じなので、さっきよりは当たるようになるけど、買い目は6倍に増える。

買い目6倍だと資金的に厳しいな、よし、じゃあ三連複にしよう!

三連 軸2頭ながし
1ー2ー全通り

買い目点数も減って、的中率も増えて、めでたしめでたし…ではない!

さっき言ったようにワイド1ー2の1点買いをしているのと同じなので、だったらワイド買えば良いやん!と私は思うわけです。

ええ…だってワイド配当安いし…

と考えるのは大間違い。

たとえば2019年・天皇賞(秋)でアーモンドアイとダノンプレミアムを買った場合…

三連複 軸2頭ながし
2ー9ー全通り
組み合わせ数:14点
最低オッズ:8.0倍
最高オッズ:1269.3倍

ワイド
2ー9
組み合わせ数:1点
最低オッズ:3.3倍
最高オッズ:4.3倍

三連単なら14点を各100円買うと合計1400円、一番安い配当の8.0倍だと、1400円が800円になって返ってくるので実質0.57倍でしかない。ワイドなら最低でも3.3倍になる。

でも1269.3倍が来たら…という気持ちはわかるけど、それは最低人気の馬が来た時の配当なので、期待するには頻度が低すぎる。これを踏まえて以下を読み進めてください。

券種の難易度を下げる

最初にも言ったけど券種を変えるのはかなり有効な解決策に成り得る。例えばWIN5を1点買いして当たらない当たらないって言ってる人がいたら、はたから見れば「そりゃそうでしょ」って話ですよね。三連単でも同じ事なんだけど、灯台下暗し。

三連単・三連複を普段買っている人なら、馬券が当たったけど、思いのほか人気の決着で配当が安く、当たったけど儲けがない、赤字になる「取って損」を経験した事があると思う。

でもワイド1点買いなら取って損が発生しない。

これが一見地味なようで大きなメリット。

そしてワイドという馬券は一緒に馬券圏内に入った馬が人気薄だった場合、配当が跳ね上がるという性質があり、荒れた時にはちゃんとメリットを傍受できる馬券でもある。

三連単というのは着順の順番をキッチリ当て、相手候補も絞り、究極に当たりづらい代わりに当たった時に高配当を狙える、当たらないのが普通の馬券ですからね。

だって高配当を当てたいんだもん…

という気持ちはわかるけど、三連単で10万円以上の配当が出現する確率は全体の2割程度、残りの8割は10万円以下の配当で決着してます。

三連複にしても3着以内に人気薄の馬が突っ込んで来る確率の方が低いわけで、ほとんどの場合はある程度人気の馬が3着以内に来て、安い配当で決着してるんですよね。

いくら買い目を増やしても、発生していない高配当は取りようがない!のです。

高配当には狙って当てられる高配当もありますが、殆どの場合はアクシデント的に発生する事が多いわけです。

断然人気の1番人気がまさかの出遅れ…とか、人気馬が差し・追い込みに偏っていて互いに牽制しあった結果、人気薄の逃げ馬がスイスイ逃げ切った…とかね。

だからワイドとかの難易度を下げた馬券で的中も狙いつつ、ピンポイントで三連単のこの目だけは!という高配当の組み合わせを買っておけば良いんですよ。

ワイド
2ー9
5000円

三連単
2ー9ー11
9ー2ー11
各100円

みたいな感じですね。

人気決着になっても、高配当決着になっても、どっちに転んでも困りません。

多くの人は発生頻度の低い高配当が来る前提で馬券を組み立てるから、圧倒的に多い低配当決着の時に儲けが出ず、取って損でジリ貧になってしまうわけです。

多分上記に書いた事を実践するだけで、殆どの人は馬券が当たるようになります。

大きい声では言えませんが、私ぐらいになると資金配分が神ってるんで、必ず儲かる買い方も知ってますけどね➡競馬 必ず儲かる買い方【三連単 馬単】

最近急に当たらなくなった人は…

先月まで良い感じで馬券当たってたのに、今月に入ってから全然当たらなくなったなぁ…という感じで、最近急に馬券が当たらなくなった人は上記とはちょっと解決策が違ってきます。

季節変動はどうか?

実は競馬には季節によって傾向に変動があります。競馬は真夏と真冬はシーズンオフで、大レースが活発に行われる春・秋とはまるで内容が違います。

など、ざっと思い浮かべただけでも様々な変化があります。

春には馬券が当たってても、夏競馬は予想が難しいと感じる人も多く、そういう人には夏競馬荒れる理由【当たらない】が参考になります。

最近当たらないなぁ…という時は、良かった時と何が変わったのか?自分の買い方なのか、競馬の環境なのか、それを考えてみると良いですよ。

傾向変動はどうか?

季節の他に時代の変化もあります。競馬の世界は刻一刻と色んな事が変化し続けています。降着のルールが変わったり、馬場改修で水はけの問題が改善されたりもその1つです。

若手騎手が段々腕を上げていく反面、ベテラン騎手の衰えが見えたり、主要種牡馬が天国へ旅立ったり、競馬ファンの意識や常識が変わったり…

こうした変化の難しいところは、あなたの気付かない内に変化していたりする事で、たとえば以前は休み明けの馬は馬券的には消しがセオリーでした。

しかし近頃では外厩と呼ばれる私設トレセンで調整され、仕上がった状態で休み明け緒戦をいきなり勝つパターンも増えました。

去年まですごく勝っていた騎手が、エージェント(騎乗依頼を仲介する代理人)が変わったせいで強い馬に乗れなくなって、全然勝てなくなるなんてケースもあります。

馬券が全然当たらなくてスランプだ!と言う人は、競馬が「何かを変える必要があるよ、何かに気づく必要があるよ」と声なきメッセージを送ってくれているんです。

自分が調子の良い時に、「自分は今、いったいなぜ馬券が当たっているんだろう」と言う事を自問自答して、自分が上手く行っている理由を知る事が重要なんです。

普通の人は物事が上手く行っている時には原因を真剣に知ろうとはしません。不調になって初めて「あ、不調の原因はなんだ」と知りたがるのですが、それでは「良い時」との比較が出来ないから結局原因に辿りつきにくいわけです。

まあ私ぐらいになると変化の影響を全く受けない、必ず儲かる買い方も知ってますけどね➡競馬 必ず儲かる買い方【三連単 馬単】

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