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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。
競馬の競走馬は何歳が強いのか?若い方が良いのか、レース慣れした高齢馬が強いのか?競馬で年齢と強さについての関係などを考察していきます。
先に結論から言うと競走馬は大体5歳でピークを迎え、6歳以降は衰えて行きますが、もちろん個体差もあるし、強い馬が早めに引退したおかげで高齢馬が意外と日の目を見る事もあります。
過去5年のデータを使って、1番人気になった馬の年齢別勝率を調べてみました。
馬齢 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
勝率 | 38% | 33% | 30% | 30% | 27% | 32% | 33% |
2歳〜3歳夏までは、同世代同士でしか一緒に走らないため、1番人気の勝率は高いです。とは言え4歳以降も6歳は若干勝率は落ちてますが、高齢になっても1番人気勝率は大きくは変わりませんね。
まず6歳1番人気の勝率が少し低いのは、若干の衰えが始まって来る時期だけど、ファンはピークの時の活躍を見ているので「まだやれる!」という気持ちになりやすいのかも。
高齢馬はピークが過ぎていたとしても、さすがに相手が弱い馬ばかりなら勝てるから。だから高齢馬の1番人気勝率はイメージほど落ちてはいないんですね。
でも上記のデータで「加齢は関係ない」とは言えません。なぜなら5歳馬は5年間で1700頭が1番人気になってるのに、7歳以上の馬は200頭ほどしか1番人気になっていません。
つまり、高齢馬は1番人気になる事自体が少なく、そんな中でも高齢馬が1番人気になっちゃうレースは、若駒がよっぽど頼りないか、または高齢馬しか出走していないレースもありますよね。
それなら普通の勝率はキープできます。
6歳を過ぎると出走頭数の分母が激減します。良い馬は種牡馬になるため早期引退し、ダメな馬は稼げないから引退し、残っている馬はわりとマトモな場合が多いわけです。
たまにもう引退させてやれよ…と思うほどしがみついているケースもありますが、馬券的には単に馬の年齢だけで嫌わなくて良いとも言えますね。
高齢になると競走馬として何が衰えるのか?メンタルとスタミナへの影響が大きいです。
本来、馬にとって「走る」とは外敵からの逃走本能・生存本能であり、それを人間が移動や競走に利用しています。馬も歳を重ねれば「別に一生懸命走らなくても死なないじゃん」と学習します。
新聞のコメントなんかで「歳をとってズブくなってきた」みたいな事を言われる馬がまさにそれ。
※ズブい…騎手がスパートをする合図を送っても、それに反応しない事。
実際には走らなくなった馬は外敵とは別の意味で命に関わる事を人間は知っているので、一生懸命走らせようとはするものの、まさに馬の耳に念仏です。
メンタルの場合は、高齢でおとなしくなったおかげで、レース中の余計な体力消耗が減り、逆に成績が良くなるケースもあり、これが一般的には「晩成型」と言われるタイプですね。
人間でもそうですが、オッサンになったからと言って物を持ち上げる腕力や、ごく短い距離をダッシュするスピードなんかは、意外と若い頃と比べても衰えていないんですよね。
馬も同じで高齢になってもパワーやスピードは言うほど衰えてないんですが、それを長く維持し続けるための体力・スタミナが衰えがちです。
なので若い頃に強かった馬の年齢が上がって来ると、4コーナーくらいまでは今まで通りの感じで走れるんですが、直線を向くとバテる・伸びない…そういうケースが多くなります。
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