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日本の障害競馬で唯一のG1レースが行われる中山競馬場の障害コースについて解説します。
画像引用:JRA
中山競馬場の障害コースは高低差3.5mと5.3mの急坂を何度も通過する。レース中継映像ではこの坂路で馬の姿がストンと落ちるように消える。コーナーが多いため、いかに経済的なライン取りで走らせるかが勝敗のカギ。逃げ・追い込みは苦戦で内枠の先行〜中団あたりが好成績。
中山大障害は4100mコースで行われます。春のグランドジャンプと比べると距離が150m短いのですが、それでも4000mを超える距離と強烈なアップダウンが出走馬のスタミナを奪います。
スタート地点は障害専用コースの3コーナー入り口付近で、最初のコーナーまでの距離は短めであるにも関わらず、スタート後にすぐ生垣障害があり、障害を飛んだら間もなく90度以上(120度ぐらい?)方向転換する急カーブがあり、ここがレース序盤ですが大きな大きな勝負のポイントになります。
この最初のコーナーで大きく外を通ってポジションを下げてしまったり、逆に内で揉まれて先行出来なかったりすると、もうかなり絶望的な状況だと言えます。
実際に過去のレースを振り返ってみても、大抵馬券に絡むのは終始先行している馬で、せいぜい先頭から7番手ぐらいまでの馬でないと、馬券対象になるのは難しいと言えます。
合計6回の激しいアップダウンがあり、しかも最後の直線も急な上り坂になっていて、例えば京都競馬などの平坦なコースでいくら好走していても、パワーの無い馬では絶対に勝てないコースです。
過去の勝ち馬を見てみると、平地競走出走時代には未勝利で終わった馬も多く、レースの最初から最後までで直線部分が殆ど無い大障害コースでは平地時代の競走能力よりも障害でどのような実績を残してきたかを重視するべきだと言えそうです。
4250mは国内障害レースの最長距離で、スタート後にすぐ障害を飛んで4コーナーを曲がるのだが、これがかなり急カーブで外枠の馬にはきつい。
中山グランドジャンプの過去の傾向を見てみるとやはり4250mと言う長丁場なだけあって逃げ切りはまず難しい。かと言って追い込みも難しく、中団で脚を溜める競馬が出来る馬が一番よく馬券に絡んでいる。
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