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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。
競馬には最下級である未勝利から、1勝クラス(旧500万下)・2勝クラス(旧1000万下)・3勝クラス(旧1600万下)・オープンという大きく分けて5つのクラスがあり、できるだけ能力の近い馬同士が競える仕組みになっています。
その中で最も荒れやすいのは3勝クラスのレースになります。その次に2勝クラスが荒れやすいのですが、その理由を以下で解説していきます。
どんなに将来有望な血統の馬でも、最初は未勝利戦からスタートします。なので、強い馬が未勝利クラスを卒業するまでは、弱い馬も未勝利戦でそういう強い馬と戦わざるを得ません。
必然的に上位人気馬と下位人気馬の能力差が大きくなり、強い馬が順当に勝つ(=馬券的に平穏)決着がどうしても多くなりがちです。
1勝クラスは1回は勝っている馬たちのクラスなので、上位層と下位層の能力差は未勝利戦ほどではありませんが、それでもたまたま未勝利を弱メンのレースで勝ててしまった馬なんかも混じってしまいます。
勝ち抜いてきた馬ばかりなので、2勝クラスになると能力はかなり拮抗してきます。能力が拮抗すると、レース中のちょっとしたミスや、ちょっとした調子の違いで人気馬が負けやすくなります。
3勝クラスになると、さらに能力は拮抗し、それにレースの数や種類が未勝利や1勝クラスと違って、各競馬場で1日に1レースくらいしかありません。
上記は日曜日の番組表ですが、同じ週の土曜日を合わせても…3勝クラスのレースは3つしかなく、芝・ダート2000mと芝1400mのレースだけでした。
この場合、ダートの短距離レースを得意としているような馬は、どれだけ体調が万全でも出られるレースがありません。(格上挑戦などの方法はありますが…)
出走できるレースが限られているので、調教師たちは良い仕上がりで出走できるように調整します。
3勝クラスの1着賞金は1800万円と大きく、未勝利戦の3倍以上ですから、当然調教師としても取りこぼしたくはありませんし、ここまで駒を進めたなら勝って重賞の舞台も…となるのは当然ですよね。
その結果、3勝クラスには強い馬同士が、お互い好仕上がりでぶつかり合うため、レース中の位置取りや仕掛けるタイミングなど、些細な事で着順がガラリと違って来るため荒れやすいわけです。
人気薄の馬であってもチャンスがあれば馬券圏内に来る可能性が高いと言えます。
オープン特別・G3・G2・G1ではどうなのか?についても解説しておきましょう。
オープン特別・G3・G2は殆どが別定戦かハンデ戦になっていて、例えばG1でも戦えそうな強い馬が、延々とG3に居座って1着賞金をタダ貰いできない仕組みになっています。
別定戦やハンデ戦は強い馬ほど斤量(重りと、騎手の体重と馬具を含めた馬が背負う重量)が重くなる仕組みで、強い馬がG3やオープン特別で弱いものいじめで賞金を稼ごうとしても、出来なくなっています。
なのでオープン特別・G3あたりは実力が拮抗したり、強い馬に重い斤量が課せられていたりして、結果的に荒れるレースも多いんですよね。
G2・G1でももちろん荒れる時は荒れますが、国内最強の馬が出走して来るわけですから、そういう強い馬が崩れない限りは平穏な決着が多くなりがち。
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