キングアブドゥルアジーズ競馬場特徴
（サウジアラビア）

最終更新日：2024/04/21

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キングアブドゥルアジーズ競馬場はサウジアラビアにある競馬場の名前で、サウジアラビアは、ドバイでお馴染みアラブ首長国連邦の隣の国です。

キングアブドゥルアジーズ競馬場の地図.png

そのサウジアラビアのリヤドと言う都市にある、キングアブドゥルアジーズ競馬場で、サウジダービーやサウジカップなどのレースが行われます。

レース特徴

サウジダービー（ダート1600m・G3・2月下旬）の格付けは今のところはG3となっているものの、1着賞金は約1億2000万円程度と高額で、日本からも遠征する馬が多いのもうなずけます。

サウジカップ（ダート1800m・G1・2月下旬）は1着賞金13億円と超高額で、5着でも1億3500万円とかなり魅力的ですが、どちらも遠征した日本馬のその後はあまり活躍できていない印象なんですよね。

サウジなんて国、ちょっと前まであまり競馬ファンでも名前を聞かなかった印象の国ですが、最近はわりと注目されてきています。高額な賞金ももちろん理由の1つですが、香港やドバイや凱旋門賞と違って、日本の大レースシーズンと競合しづらい2月というのも理由かも。

騎手も馬も、そりゃ日本で大レースが無い時期の方が遠征しやすいですし、しかも賞金が高額なんですから言うことありませんよね。

キングアブドゥルアジーズ競馬場のダートは、砂漠の砂を利用していて、砂にウッドチップを混ぜ込んで、水分を含ませたものとなっていて、日本のダートとも、アメリカのダートとも違っています。

今までいわゆるダート路線の馬がサウジダービーやサウジカップを目指す事が多かったわけですが、2023年のサウジカップを日本のパンサラッサが勝ちました。

パンサラッサはダートでは特筆するべき成績をあげておらず（OP特別11着が最高）、芝でも日本ではG2は勝っているものの、G1は勝っていません。ドバイターフは勝っている事から、ダート馬よりは芝馬の方が適性が合っているんだろうなと言う印象です。

いやー…パンサラッサ、1着賞金13億円ですか、天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念を全部勝っても9億円ですから、JRAも対策しないと強い馬がどんどん海外に流出してしまいますね。

日本の競馬界も大井競馬を中心にダート路線の整備を進めるぞ！と、ダートも盛り上げて行くぞ！と、言い始めた矢先に芝馬がダート最高峰とも言えそうなレースを勝ってしまう皮肉。

フェブラリーステークスはレベルの低下でG1から降格するのではと言われていて、サウジが2月なので有力馬がそっちに流れるから、本当にヤバイよねって感じだったんですが、どうなってしまうのでしょうかね。

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