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競馬のジャンプレース(障害競走)は基本的にデビューした馬が最初から目指す路線ではなく、どちらかと言うと平地競走で勝てない馬がやむを得ず障害に転向すると言うケースが多いのが現状です。
1回障害レースで走ってみれば、向き不向き・得手不得手がファン側にも見えてくるのですが、初めて障害競走に出走してきた馬の取捨選択は、なかなか掴みどころがなくて難しいですよね。
まず、最初に初障害レースの馬の勝率・連対率・複勝率・回収率などのデータを見たいなと思って調べてみると、とんとん競馬さんのブログにこんな記事がありましたので、一部引用させてもらいます。
初障害、2008年年始から2011年11月20日までに延べ1391頭が出走し勝率3.5、連対率6.2、複勝率は9.9で、単勝回収額は59円、複勝は56円
出典web:初障害の買い方について | とんとん競馬
このデータを基に考えると「初障害馬は消し」にせざるを得ないと言えそうです。初障害馬の勝率3%という数値だけではピンと来ないと思いますが「前走障害 出走馬」の勝率は平均9%前後あり、要するに「一度障害レースを経験するかしないかは3倍の勝率の差につながる」と言えます。
初戦は出走させる側も半信半疑で「とりあえずいっぺん走らせてみよう」と言う色合いが強いため、例えば平地の重賞を勝っているような「明らかに競走馬としての格が違いすぎる」場合を除いては、積極的に馬券の軸に据える事はやめておいた方が無難だと言えるでしょう。
ちなみに、りりずさんのブログに平地時代のクラス別の初障害成績データがあったので紹介しておきます。
出典web:初障害馬について | だらだらにっき
ただし、競走馬として格上の場合なら人気してしまうケースが多いでしょうし、馬券の配当的に旨味につながる事は少ないのが初障害馬です。
障害競走の特徴の1つに「レース距離の長さ」が挙げられます。障害競走は短距離で行われる事はなく、3000m前後の距離設定が多いわけですが、いくら平地とはペースなどが違うと言っても、平地で1200mや1400mで息切れしてしまうようなスタミナの馬ではさすがに厳しい戦いになるのでは無いでしょうか。
出典web:障害の未勝利戦を考察する | データde出ーた
上記のデータを参考にさせて頂くと、やはり平地時代にそれなりに長めの距離を使っている馬で無いと、いくら障害飛越が上手くても結果を残す事は難しいと言えます。
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