夏競馬の特徴傾向【難しい】

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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。

夏競馬期間のレース特徴や傾向、どうして馬券が難しく感じるのか?などについて初心者にもわかりやすい言葉で解説していきます。

もくじ

夏競馬の特徴・難しい理由

競走馬は1年中フル稼働でレースに出走しているわけではなく、馬の体調や成長具合を見て、多くレースに出れる馬もいれば、あまり多くのレースに出られない馬もいます。

夏競馬は特に賞金の高いG1レースが無いので、強い馬は戦線離脱して休養に入ります。

夏競馬のピラミッド構造

上記の図のように、暑さに弱い馬も戦線を離脱して、さらに「このままでは夏競馬終了までに未勝利戦は卒業できないなぁ…」と言う最底辺の馬は、早々に見切りをつけて地方競馬に移籍して行きます。

※3歳未勝利戦は夏競馬終了と共に終了する

そのため、夏競馬戦線に残っているのは体調は良いけど能力は似たりよったりの馬たちだけになります。重賞はハンデ戦・別定戦で斤量を調整されて、さらに力量差を埋めています。

詳細:夏競馬荒れる理由【当たらない】

適性の合わない出走

こうして戦線から、とても強い馬と、とても弱い馬が抜けるため、どんぐりの背比べの拮抗戦が多くなります。逆にしつこく居残っている3歳未勝利馬が、出られるレースが少なくなるのでヤケクソになって、全然適性に合わないレースに出走してきたりもするわけです。

大体の場合は適性に合わない馬が適性に合わない条件のレース(例:短距離向きの馬が中距離に出走したりとか)に出走したら、結果はともなわないはずなんですが、他の馬も五十歩百歩だったりするので、そんな馬が馬券に絡んだりして、そんなもん予想できるかい!という話ですよね。

だから予想が難しいのです。

調子キープの難しさ

そして、戦線から暑さに弱い馬や、暑さで弱った馬が抜け出すわけですが、では戦線に残った馬は絶好調なのかというとそうでもなく、休ませていたって金がかかるだけなら、ビリでも良いから出走手当を稼ぐために、バテていようが何だろうが走らせるという馬主もいます。

だから調子の見極めが難しいのです。

勝つ気が無い出走

さらにタチの悪い事に、北海道で休養させるつもりで馬を輸送するわけですが、輸送にだってコストはかかります。なので休養に入る前に1戦、休養明けに1戦、という感じで出走手当だけが目当てで、全く勝つつもりなんて無いのに北海道シリーズに出走させる馬主だっています。

馬券対策

ここまでの話を聞いていたらもう分かると思いますが、夏競馬なんてマトモに理詰めで予想して、マトモに当ててやろうと考えている方が無理があるってもんです。

ですが、逆に言えばあまり深く考えなくても、テキトーに中穴っぽい馬券を仕込んでおけば、それなりに当たるって話でもあるんですよ。理詰めの通りにならないなら、理詰めしなきゃ良いんです。

競馬場ごとの特性

中央競馬の主要4場(東京・中山・阪神・京都)はいずれもコースに坂があったり、直線が長かったりしますが、夏競馬で使用される競馬場は坂が無かったり、直線が短い競馬場が多くなります。

それだけではありません。

札幌・函館

夏は気温が高く、サラブレッドは暑さに弱いため、夏競馬期間中は北海道の牧場で休養したり、北海道の競馬場をメインにレースを走ったりします。

なので北海道シリーズでは東西の馬と騎手が入り混じってシャッフルされる事により、各馬の能力の比較が難しく、直線の短い競馬場なので差しで上位を取っていた人気馬が北海道では不発になったりします。

新潟・中京

新潟や中京は直線も長く、特に中京は坂もあるコースなので、どちらも主要4場に近い性質がある競馬場なのですが、リーディング上位の騎手が乗ってる馬が意外と大した事なくて、人気するだけして負けます。

馬の成績がどの馬も似たりよったりなので、結局騎手で人気が集まってしまうのですが、大した事の無い馬は誰が乗っても大した事にはならないのです。

福島・小倉

例えば小倉競馬場は2月と8月に開催があります。そして、ある年の小倉リーディングを2月・8月で比較したのが以下の表です。

2016年小倉競馬場回次別リーディングジョッキー

例年だと2月の開催は関西では京都がメイン会場であり、あくまでローカルのサブ会場として小倉は開催されるので、若手や新人騎手の比率が高いです。

夏競馬開催日程テーブル

しかし、8月の開催は小倉競馬場が関西のメイン会場で、(ローカル時にはいなかった)主に九州出身の上手い騎手が騎乗しに来てリーディング上位に名を連ねます。

そうなると、2月のローカル小倉で上位だった騎手たちも、必然的にリーディング下位へと押しやられ、元々下位だった騎手はさらに苦戦を強いられます。

夏場、関西のジョッキーは本州・九州を拠点にするか、北海道を拠点にするかで分かれます。当然関東のジョッキーも新潟・福島を中心とした本州組と、北海道組に分かれます。

よく競馬サイトやブログで、チョロチョロっとデータを載せて「◯◯騎手は小倉が得意!」みたいな薄っぺらい事を書いている人がいますが、上記のような事は考慮されていません。

なので2月の小倉と夏の小倉、11月の福島と夏の福島、競馬場は同じでも中身は別物です。こうした違いを競馬予想にちゃんと取り入れていかないとダメって事です。

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