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まず、初心者のために異常オッズとは何かを簡単に説明しておくと、特定の馬が極端にたくさん馬券が売れていて、不自然なオッズになっている様を言います。
私の経験上、確かに競馬には異常オッズと呼ばれる合理性が説明できないオッズや、整合性を欠いたオッズの歪みが発生する事があります。
特徴としては、さっきまで単勝オッズが10倍ぐらいあったのに、次の一瞬にはいきなり1.9倍とかにオッズが急降下して、ひと目で「高額な大口投票が入ったな」とわかるケースです。
記事内の目次
なぜ異常オッズが発生するか?
異常オッズが発生する理由については、いくつかの説があります。
- 調教師や厩務員がこっそり買っている
- 馬主がガッツリ買っている
- 大口客の大金ぶっこみが入った
- 生産牧場関係者が買っている
このあたりがよく言われています。上記の内、馬主・大口客・生産牧場関係者については馬券を買う事は認められていますし、馬主や牧場関係者なら確かに一般人が知らないような情報を握っていたとしても不思議はありません。
よく調教師や厩務員が自分で馬券を買ったり、身内や第三者と共謀して…という噂は昔からあったりします。そして、もしかすると過去にはそういう事もあったかも知れません。
けっこう最近の話ですが北海道帯広のばんえい競馬では厩務員や騎手がネット投票で馬券を複数回に渡って購入した事が発覚して大問題になりました。
今回は証拠の残るネット投票だから明るみになりましたが、これ競馬場や場外で知人とかを経由しちゃったら証拠が残りませんから大変な事ですよね。
動きがあるのは主に午前中
本来その馬の適正と思われるオッズから乖離した状態のオッズが見受けられる事を異常オッズと呼んでいますが、どうしてそんな異常オッズが発生するのでしょうか?
大体異常オッズが発生するのは朝とか午前中の時間帯が多いです。当然そういうお客さんも少ない時間帯に午後のレースの馬券を大量に買えば、オッズが急激に動くので、異常オッズを発見したい人は簡単に察知する事ができます。
巷で良く言われる理由としては、関係者が多額の馬券を買う事によりオッズが下がり、それに便乗した他の投票者がさらに馬券を購入するためにある馬のオッズが異常に低い数値になってしまう…と言う話です。
確かに、多額の馬券を買う時にレース発走の何時間も前に投票しておき、わざとオッズを下げておいて、その低いオッズを嫌った他の投票者が自分の狙っている 馬とは別の馬の馬券を買ってくれるおかげて、狙っている馬のオッズが回復してある程度の数字になっていく…と言う作戦はよく用いられます。
私が地方競馬のオッズを操作した話
私自身の経験を振り返ってみても、地方競馬などで「1着はこの馬だ」と確信を持っていて1.1倍でもつけばOKと言う気持ちで単勝にレース発走の何時間も 前から10万円の投票をしておくと、一旦は1.0倍にオッズが下がるものの、レースの締め切りまでには他の人が他の馬を買う事によって、結局1.3倍とか に増える…と言う事はあります。
この場合の面白い点は、おそらく私が最初に10万円を賭けていなくても、その馬の単勝オッズは最終的に1.3倍になっていたであろうと言う事です。
そこに私が馬券締め切りギリギリに投票したとすると、その地方競馬場の単勝馬券の売上規模から考えると、締め切り前に1.3倍だったオッズが私の投票によって1.2倍や1.1倍に下がってしまう可能性は否定できません。
つまり、自分が予め「かなり早い段階で」オッズを下げる事によって、他人が同じ馬券を買う事をブロックする事が出来ると言う事です。
しかし、この「かなり早い段階でオッズを下げる」作戦は注意が必要で、普段のその競馬場の単勝馬券の売上規模から考えて絶妙な金額をぶち込んでおかないといけません。
金額をケチッたりビビって中途半端な金額にしてしまうと、締め切り前にオッズが早めに回復してしまい、下手をすると穴馬が売れすぎた結果自分の買った本命 馬のオッズが反動で美味しいオッズになってしまったりします。
すると、締め切り間際に他人の「ブチコミ」が入ったりして、目論見では投票→1.0→回復→1.3が狙いだったにも関わらず、投票→1.0→回復 →1.3→反動→1.6→ブチコミ→1.0と言う具合に、「あまり良くわかってないけど資金だけはある人」に全てを台無しにされてしまう事もあります。
また、反対に単勝の売上規模から考えてデカすぎる金額を自分が投票してしまった場合、結局締め切りまで1.0からオッズが微動だにせず締め切り時間になる事もあります。絶妙な金額を絶妙なタイミングで投じる事が重要なわけですね。
以前ばんえい競馬で300万円ほど単勝に大口投票が入った事があり、結局1.0倍から全くオッズが動く事なく締め切りを迎えた事がありました。
まぁ、地方競馬のオッズは操作するのにそれほどお金はかかりませんが、中央競馬のオッズはさすがに地方競馬ほど簡単には動いてくれません。
なので、中央競馬でオッズを操作しているような人がいれば、それは相当確かな情報に基づいて動いているのではないか?と言うのが異常オッズを見つけて投票している人たちの馬券の根拠となるわけです。
競馬でなぜ人気になったか分からない馬は買うべきか?
競馬では出走馬の中で「なぜこの馬が人気になっているのかなぁ…」と思うような場合があります。特に地方競馬だとパドック周回中には単勝オッズ1倍台の馬で、1倍台はあまりに人気し過ぎな気がすると思っていたら最終的に3倍台ぐらいになり、蓋を開けてみるとその馬が圧勝したりするのを目撃したのは一度や二度ではありません。
上記の異常オッズの発生するメカニズムを考えれば、そういう「なぜかはわからないけど人気になっている馬」は積極的に買った方が良いのでは無いかと思えてしまいますよね。
もちろん、そういうオッズの推移を見せる馬であっても不発で終わる事は多々ありますが、その「オッズを動かしていた張本人」からすると、自信があるからこそ他人よりも早いタイミングで馬券を仕込んでおいて、安いオッズを大衆に見せつける事によって、投票を回避・分散してもらうのが狙いだと思います。
つまり、急激にオッズが低下する馬、極端にオッズが低くなる馬というのは、それなりに大きな投票があったからオッズが動いているわけで、それなりに大きな金額を賭けるにはそれなりに理由がなければなかなか人はそういう行動には出ないものです。
ただ、馬券下手の人がヤケクソで投じる10万円も、馬券上手な人が狙いすました渾身のスイチで投じる10万円も、どちらもオッズの数値に与えるインパクトは同じです。なのでオッズが乱高下しているからといって必ずしも馬券的に「買い」とは言い切れません。
※スイチ=1点勝負の事
また、私の経験でも「どうしてこの馬が人気しているのだろうか…」と思っていて、レースが終わってみると、結局その不思議な人気馬が勝っている事があります。私が知らないだけで、人気するに値するだけの変化や成長などの何かがその馬にあったのでしょうね。
むしろ異常オッズ仕込みの失敗を狙う
逆に「どうしてこの馬がこの程度の人気にしかなっていないのだろうか…」と感じる事も多々あります。大抵私はそういう馬を見つけて投票し、馬券で収益を得ています。
どちらが理にかなっているか?と考えてみると、どうしてかわからないけど人気している馬というのは「少なくとも人気してるのでオッズは低い」わけですし、私の知らない情報を握っている誰かが、しこたま儲けてやろうとギリギリまで大金を投じてオッズを下げているわけで、そういう馬はもう既に旨みが無い可能性もあります。
場合によってはむしろ異常オッズで1頭の馬のオッズが下がれば、他の全馬のオッズは上がるわけで、異常オッズの仕込みが全部が全部思惑通りに成功するとは限りません。
なので、あえてそういう不自然なオッズの馬の逆に張るってのも作戦の内ですよね。
人気になっている理由がわかる人気馬は買わない
あと1つ言っておきたいのは、なぜかわからないけど人気になっている馬は、上記のような理由で場合によっては買えますが、反対に誰が考えてもわかるような理由で人気になっているような馬はかえって買わない方が良い場合が多いです。
誰が考えても人気になる理由が明白な馬というのは、要するに誰が考えたって強いと思われているから人気になるわけで、強いのだからやっぱり勝つ確率は高いです。
ただ、いわゆる「オッズが辛い」という状況になりやすいんですよね。
結局馬券勝負は誰かの外れ馬券の金が自分の儲けになるように、上手く立ち回らないといけないわけですよ。いつもワンパターンの馬券の買い方をするのではなく、ケースバイケースで上手く使い分けないと勝てません。
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