競馬人気割れ混戦での買い方

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競馬で人気割れしてる混戦模様のレースで、どんな馬券の買い方をするのがベストなのかについて、いろいろと考察していきたいと思います。

結論から言うと1番人気の単勝オッズが4倍以上の時は、1番人気消して馬連フォーメーションか、ワイド、または単勝の多点買い!というのが今回の考察で感じた最適解かなと思います。

オッズ3倍台までの1番人気は消えづらい

普通に考えて、人気が割れれば割れるほど、予想が難しい混戦であればあるほど、1番人気の単勝オッズは高くなりがちです。稀に馬連や3連単では人気が割れているのに、単勝だけはネームヴァリューで人気を集めてしまうケースもありますけどね。

まず、単勝オッズが3倍台以下の1番人気の場合、3着以内に来れる確率は統計データによると50%以上あり、要するに3連単や3連複などのシェアの高い馬券などで、半数以上のレースで馬券圏内に来られてしまうわけです。

ですが、裏を返せばやや人気割れの3倍台の1番人気は来るも来ないも半々という事で、買わなきゃ来るし、買えば来ない…みたいな裏目につながる可能性があります。

これが1番人気の単勝オッズ4倍台以上ともなると、今度は3着以内に来る確率が40%以下になるため、思い切って消しやすくなります。まあそれでも4割のレースで馬券圏内に来ちゃうわけですから、なかなか1番人気というのはすごいですよ。

ただ、安い配当は信頼度の高い1番人気がいるレースで買えば良いのであって、オッズが1番人気の信頼度が低いと教えてくれているレースなら、わざわざ安い配当を買いにいく必要は無いんじゃないかと私は考えています。

2着までなら意外と簡単に1番人気は消える

馬連は2着までが馬券対象ですが、先ほどの3着までのデータと違い、単勝1番人気も2着以内に来ない確率は結構簡単に落ちてしまいます。

単勝オッズ3倍台で2着以内に来る確率は40%程度で、単勝オッズ4倍以上なら2着に来る確率は30%以下にまで落ちます。単勝オッズ2倍台ならほぼ半々。

つまり人気が割れているレースでは1番人気は馬連的には頼りないので、馬連で1番人気以外の馬を狙うのが良さそうです。

実際のレースで検証してみよう。

2017年の12月3日、チャンピオンズカップ当日の中山競馬場の結果です。

レース 1番人気 1着人気 2着人気 3着人気
1 1.3 1 2 4
2 3.4 4 9 11
3 2.1 1 3 4
4 3.4 1 4 5
5 1.5 1 2 3
6 1.9 1 3 2
7 2.8 1 4 6
8 3.1 3 7 1
9 2.7 8 5 2
10 2.9 5 3 2
11 1.8 3 1 4
12 3.3 1 3 2

この日は単勝1倍台の馬は全て2着以内に来てますよね。やはりそれだけ人気する馬にはそれなりの理由があるって事です。で、3倍台以上の1番人気は4頭いて、その内2頭は馬連圏外から消えてしまいました。

3倍台とはいえ、いずれも3倍台前半のオッズだと考えれば、まあこんなものでしょうね。

人気が割れているとはいっても、かなりの人気薄が馬券に絡めるのはそう多くなく、比較的人気のある「上位拮抗」パターンのレースが多いでしょうから、何頭かチョイスしてのボックスなんかはハマりやすいと思います。

ワイドなら全レース的中の可能性がある

馬連の場合、統計データ的に見て、人気割れのレースであっても4割かそこらのレースでは1番人気が2着以内に来てしまいます。この2着以内に来られた場合は潔く諦めるしか方法が無いわけですが、ワイドなら話は別。

上記の表を見てもらってもわかると思いますが、全てのレースにおいて1番人気を切ったとしてもワイドなら的中が最低1組は存在するという事。

また、ワイドは3着までOKな馬券ですから、1番人気を買うにしても単勝オッズ3倍台でもまだ半々の確率で3着以内に来てくれます。

つまり、ワイドの3頭ボックスなどを買えば、1番人気が来ても来なくてもどちらでもOKという構えができるので、かなり柔軟性がアップします。

このへんについては競馬はワイドボックスが一番効率が良いのでは無いだろうか?でも考察しているので、良かったら読んでみてください。

例えば上記の表で4Rなら、1番人気・4番人気・5番人気の3頭ボックスでワイドを買っていれば、1番人気が来てもOKだし、1番人気が消えて4番人気と5番人気だけの組み合わせでもOKだし、結果的に3頭全部来てラッキー!という展開もあります。

これが3連複で1番人気・4番人気・5番人気の1点買いだと、変なのが1頭突っ込んで来たらもう当たらないですよね。ワイドなら1着にぶっちぎりの大差ですごい人気薄の馬が来ても、2着3着争いにまだ可能性が残せるわけです。

単勝多点買いという選択肢

多点買いと言っても単勝なので数点程度をイメージしてください。人気割れのレースでも1番人気が意外と3着以内に来てしまう事はすでに述べました。そして2着以内に来れる確率の方が低いという事も述べましたが、1着に来られる可能性は当然もっと低くなります。

単勝オッズ3倍台の1番人気の勝率は20%強で、オッズ4倍台以上の1番人気の勝率は16%以下しかありません。割合で言えば5レース前後に1回しか混戦時の1番人気は勝てないのです。

そして、混戦模様という事は各馬の能力が甲乙つけがたく拮抗しているから人気が割れているわけで、そういう時は展開ひとつで結果が大きく違ってくる可能性が高まります。

ならば、ペースがゆるくなった時に有利な馬は1番、逆にハイペースになった時に有利な馬は2番、1番や2番が馬群に包まれて出られない時には外から強烈な末脚が武器の18番が来るかも知れない…などという分岐したシナリオに対応できる単勝多点買いがハマります。

ただ、買う馬のオッズにもよりますが、あまり多点すぎるとダメです。詳しい事は競馬 単勝 三点買い以上の多点買いは回収率が不利でも書いているので、興味があれば読んでみてください。

単勝多点買いの失敗例

ステイヤーズステークス当日の中山競馬で、ステイヤーズステークスの2つ前の葉牡丹賞で、R.ムーア騎手が3着があるかないかという場面で追うのをやめて4着になったシーンがありました。

パトロールビデオを見れば内から他の馬が外に寄って来て、走りづらい状況になっていたし、手応え的に1着2着には完全に届かない様子だったのですが、ムーアほどの騎手なら内から寄って来た馬がいても、上手く捌ける技量はあったと思います。

また、追っていても結果的にやっぱり4着だったかも知れないと思わせるほど、上位に来た馬の手応えも良かったです。でも私はムーア騎手が追うのをやめてしまった時に、何か日本の競馬が舐められたような気がして、少し苛立ちを感じました。

賞金の安いレースで手を抜いている…わけでは無いと思いますが、もしこれがG1だったらちょっとアクション違ってるんじゃない?と思ってしまったのです。

「R.ムーアに一矢報いてやる」

もう今日はムーアの馬券買ってやらねえぞ!と言ったところで騎手としては勝手にどうぞという話なのですが、私はステイヤーズステークスはR.ムーアの馬券を買う予定でいたのを急遽変更して、真逆にR.ムーア以外の馬の全単勝を買ったのです。

R.ムーアの騎乗するアルバートはステイヤーズステークス2連覇中で、単勝オッズは1.3倍でしたから、他の全馬の単勝を買っても資金配分さえすればどの馬が来ても儲けが出るように出来るのです。

まあ、R.ムーアが勝つとさっきまでは思っていたので金額は総額2千円だけですがね。金額ではなく、R.ムーアが負けて悔しい時に私が勝って嬉しい状況になれば、私の小さなリベンジは達成なのです。儲けたいならムーアを買えば良いレースですから。

結果はご存知の通りR.ムーア騎乗のアルバートが3連覇を達成して、外国人ジョッキーが上位独占の1番人気2番人気3番人気の順番通りの超絶ガチガチレースとなり、私の小さな小さなリベンジは大失敗に終わりました。

このように、1番人気が人気を集めているときは、1番人気を切って多点買いしても儲けが出るような資金配分はしやすいのですが、1番人気がキッチリ勝つ確率も高いので賭け金がパーになる確率もまた高いのです。

ですが、1番人気が3倍台以上のレースであれば、1番人気が飛ぶ確率も高く、2番人気以降の馬はそれなりにオッズが付いてますから、状況によっては有利になりそうな馬を数頭チョイスして数点買いするのも、人気割れ混戦の時の1つの手だと思います。

4倍台の単勝1番人気は、統計データを見ると的中率も回収率も悪いので出来れば切る方向で考えたいところです。ただ、どうしても1番人気が気になるときは収益性は落ちますが1番人気も買い目に入れれる余裕があるってのも、この作戦のメリットかも知れません。

ただ、買い目が増えるときは合成オッズには気を配っておいてください。合成オッズについては合成オッズの計算方法 簡単な出し方で解説しています。

ちなみに普通のレースは全通りの単勝を買って資金配分しても絶対に回収率は100%を超えませんが、ある手法を使えば全通り買って的中率を100%にしつつ、さらに絶対にどの馬が来ても儲けが出るという方法があります。

詳しいことは競馬必勝法が存在する証拠・競馬で絶対勝つ方法で書いているので、もし興味があれば読んでみてください。

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