競馬テラ銭とは【JRAの抜く手数料のようなもの】

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競馬の馬券にはテラ銭が抜かれています。知らない人のために一応簡単に説明すると、テラ銭とは寺銭とも書き、読み方は(てらせん)と読みますが、ギャンブルで主催者が収益としてピンハネする取り分の事をテラ銭と呼びます。

簡単に言うと馬券が100億円分売れた場合、25億円が競馬場の収益となり、75億円を的中者に配当金として分配します。この競馬場の取り分25億が「テラ銭」です。

語源は昔は寺がバクチ(富くじ)の胴元をやっていて、寺が取る銭だから寺銭なのです。

テラ戦は控除とも言われ、そのパーセンテージを表すのがテラ率・控除率ですね。日本の競馬のテラ銭は馬券の式別や競馬場によって違うので、競馬控除率 還元率 払戻率【JRA・地方競馬】最新版にまとめておきました。

テラ銭があるから馬券で勝てない?

競馬で勝てない理由はテラ銭が約25%と高いから、というのは確かに一理あるのですが、かと言って、じゃあテラ銭が無ければ馬券購入者全員の収支がプラスマイナスゼロになるかと言うと、そういうわけでも無いはずです。

私が学生時代に友人と麻雀を打った時も、トータルの点棒が大体いつもプラスの人と、大体いつもマイナスの人に分かれてましたからね。別に誰もテラ棒を取っていないのに。

勝率50%丁半バクチのプログラムを組んだ

私が自分でプログラムを組んで計算した結果、丁半バクチを5000回繰り返した場合AさんとBさんの勝敗数の差は22でした。つまりAさんの回収率は100.44%と言う事になります。

その後5000回の勝負を10回繰り返してみると、AさんとBさんの勝敗数の差は41。

Aさんの回収率は100.082%となり、これはもう充分「大数の法則」による収束の効果だと実感できるレベルですが、それでも両者の「勝敗数の差」は広がっています。

この5万回勝負をさらにあと3回、つまり合計20万回の勝負をプログラムでシミュレーションしましたが、今回のシミュレーションではAさんとBさんの勝敗の差は開く一方でした。

それでもさらに100万回1000万回と試行回数を増やせばまた結果は違ってくるかも知れませんが、人間が一生の内に買える競馬のレース数は毎日10レース購入を365日繰り返し、それが40年間継続したとしても14万6000回しかありません。

ここで言いたい事は、テラ銭がなくても負ける奴は負けるという事。

努力で馬券の成績は上昇する

ここからが重要なところなのですが、今回のシミュレーションでは、丁も半も出現する確率は「理論上」は同一であり、勝った時に得られる配当・倍率についても固定されています。

しかし実際の競馬では「客の投票数によってオッズは変動」します。※ちなみに競馬のオッズがどのように決定されるか知らない人は競馬のオッズ計算方法を読んでみてください。

今度は丁半バクチのシミュレーションを、2人ではなく3人の勝負にし、さらにオッズは競馬と同じように投票されたお金を的中者の票数に応じて均等に分配するルールに変更してみましょう。

Aさんは常に「丁」に100円を賭け、BさんとCさんは常に「半」に100円づつ賭けるとします。すると、Aさんは負けた時には100円支払い、勝った時には300円を受け取ります。一方BさんとCさんは負けた時にはそれぞれ100円を支払い、勝った時にはそれぞれ150円を受け取ります。

実際の競馬と同じように、賭けられた金額が多いほうが配当が安い仕組みです。

このルールに変わった途端、Aさんの回収率は5000回勝負が終わった時に151.32%となります。まぁもちろんこれは話をわかりやすくするために随分Aさんに有利な設定にした事は事実です。しかし、競馬のオッズの計算方法は上記と同じように計算されています。

上記のシミュレーションでは「BさんとCさんが不利なのは一目瞭然ではないか!」と言いたくなると思いますが、私に言わせれば競馬のレースで「あの馬が不利なのは一目瞭然ではないか!」という馬の馬券を沢山買っている人がいるという事です。

多くの人は馬券の収支を良くするために、何が重要で何が重要ではないかがわかっていません。勝ちそうで自分がオッズ的に当たったら嬉しい範囲の馬を買っているだけです。

馬券で勝つために重要な事が何か?さえ分かっていれば、馬券は勝てます。

もちろん馬券を買っている人全員がプラス収支になる事はありません。ただ、あなた以外の「誰か」が大きく負けてくれさえすれば、あなた一人が勝つことは別に難しい事ではないですよね。

その誰かが大勢いれば競馬で絶対勝つ方法も存在するのような絶対に当たって絶対に利益が出る魔法のような方法が出来るようになります。

さらにそれを磨きあげた方法を競馬教科書に書いてうまめし.com 競馬必勝法で公開しているので、真剣に競馬で勝ち組になりたい人だけ読んでみてください。

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