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今回は距離延長と距離短縮について話したいと思います。最初に結論から言うと距離延長は負けやすくて距離短縮は勝ちやすい傾向にあります。ですが、もちろん反対のパターンもあるし、これから話す以外にも理由があると言う事は予め理解しておいて下さい。
距離延長にはスタミナが必要
まず、どうして距離延長すると負けやすいかと言うと、単純に必要とされるスタミナ量が増えるため、それに対応出来ない馬はレースの途中で脚が上がってしまうからです。
例えば1200mで今まで走っていた馬がいたとして、この馬が1400m戦に出走する場合、求められるスピードは1200mで走っていた時とあまり変わりません。
変わらないスピードを要求されますが、走る距離は200mも増えてしまいます。
阪神競馬場の芝1200mで古馬の1000万下条件の場合、平均タイムは1.09.1で、これが1400mだと1.21.2になり、1200mでは秒速17.37mで、1400mでは17.24mですから時速にして0.5km/h以下の違いしかありません。
車やバイクの運転をしたことがあれば、その差の微小さは分かると思います。秒速の違いはパーセンテージにして1%未満の違いでしかありません。
距離 | タイム | 秒速 |
1200m | 1.09.1 | 17.37m |
1400m | 1.21.2 | 17.24m |
しかし、走る距離は16.7%もアップしています。
よく新聞のコメントなんかでも調教師なんかが「距離延長と言っても1Fなら大丈夫」みたいな事を平然と言っていますが、大丈夫と思っているのは調教師の主観であって、記者は馬に馬語で取材したわけではありません。
馬は内心、冗談じゃねえよと思っているかも知れません。
1F(200m)は時間にして6秒から7秒程度の時間になるのですが、今まで1200mで全力で走って来たスピードを維持したまま、そこからさらに6秒全力疾走を継続しろと言われたら、そりゃキツイに決まってます。
これが1600mへの一気に400mの延長だったらさらにキツイはずです。
適距離に向かう距離延長はOK
とは言え、元々1600mを走るのが向いている馬がたまたま今までは1200mでばかり走っていたような場合は、逆に1400m、1600m、と距離が伸びて行くほうが走りやすいのは言うまでもありません。
一般的に条件戦クラスにはさほど長距離の番組は多くなく、スタミナ自慢だけの馬はなかなか勝ち上がる事ができません。なので長距離重賞では条件クラスから格上挑戦して重賞に出走した馬が、しばしば好走する例が見られるのです。
こうした事例は一見、距離を大幅に延長しているように見えますが、実際にはその馬に適した距離になっているだけなので、全然OKなんですよね。
距離短縮は楽になる
上記の考察を踏まえて考えると、距離短縮の場合、求められるスピードは大して変わらないのに、必要なスタミナは大幅に削減する事ができます。
もちろん、そのわずかなスピードアップが耐えられない馬もいるとは思いますが、基本的には距離が短くなる方が馬にとっては楽です。
ただ、距離が短くなればなるほど「スタミナは無いけどスピードが無茶苦茶ある」というタイプの馬と対戦しやすくなり、こうした場合には単純に「楽」とは言えないですね。
変則三冠について
2歳でデビューして、2歳のG1は1600mですが、3歳になると皐月賞が2000mになり、ダービーで2400mに延びて、菊花賞では3000mもの距離を走ります。
2歳の1600mを走っていたころと求められるモノが違います。ただ、2歳の頃は他のライバル達もまだまだ発展途上なので、素質の高さだけで乗り切れたりするんですけどね。
ただでさえ三冠馬と言うのは値打ちがあるし、皐月賞ではなくNHKマイルカップ(1600m)とダービー・菊花賞の3つを勝つ変則三冠を成し遂げるような馬がいれば、その馬は世代で飛び抜けて強い事がわかります。
皐月賞(2000m)→ダービー(2400m)のローテーションではなく、NHKマイルC(1600m)→ダービー(2400m)のローテーションで一気に800mの距離延長となるが、キングカメハメハ、ディープスカイなどはNHKマイルCとダービーの両方を勝っています。
マイル重賞で千八強者が活躍する理由
逆に1800mから2000mぐらいのレースを中心に使われていた馬が1600mで活躍するようなケースも結構多いパターンの1つです。
先ほどの1200mの時と同じ理屈になるのですが、1800mのレースと1600mのレースとでは求められるスピードはそれほど大差ありません。
しかし、1600mを中心に走っている馬は1600mまでしか持たない馬も多かったり、時には本来は1200mに出走したいが適したレースが無いので1600m戦に出走するような馬もいたりするわけですよ。
そこに1600mで走るペースを1800m分維持できる馬がやって来ると、当然スタミナで優っている分活躍しやすいという事です。
馬券対策
つまり、スピードがあるがスタミナが物足りなくて距離短縮した馬は買い、スタミナはあるがスピードがあと一息足りなくて距離延長した馬は買い、と言う事ですね。
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