競馬の負担重量(斤量)はどれぐらい影響がある?

本当に斤量は馬の競走能力に影響があるのか!?

競馬の7不思議のひとつと言えば、400kgを超えるような体重の馬に、55kgや57kgの斤量を乗せて、たかだか2kgほどの増減で競走能力に変化があるのか?と言う事ですね。(ご存知だと思いますが、斤量とは騎手と馬具などを含めた、馬が自身の馬体意外で背に乗せる負担重量の事を言います。)

ちなみに「斤量 – きんりょう」と読みます。時々「斥量 – せきりょう」と間違ってる人がいますが、正しくは斤量(きんりょう)です。これは尺貫法の1斤≒600gである事を考えてもわかりますね。

本題に戻りますが、例えば私の体重はおよそ70kg程度ですから、450kgの馬が55kgの斤量を背負うのと同じ条件にしようと思えば、私が体重の12.2%を背負えば良いわけです。

と言うわけで8.54kg分の水をペットボトルに入れて、リュックサックにしまって背負ってみました。結構重いですね、当然この状態と何も背負わない状態では競走能力に違いが出るのは当然なのですが、問題は55kgと57kgなどの微々たる差がどう出るか?です。

450kgの馬が57kgに斤量が増えたとしたら、体重70kgの私は体重の12.6%、つまり8.82kgを背負えば同じ条件ですね。ペットボトルに水を足してみましたが、あまり変わった印象はありません。

では、次に馬体重450kgの馬が59kg背負ったとしたら、体重70kgの私は体重の13.1%、つまり9.17kgを背負えば同じ条件ですね。斤量55kgから59kgに変われば、オッズに随分影響が出るぐらいの違いだと思います。

9.17kg背負ってみました。確かに重いけど、一番最初の8.54kgと現在の9.17kgだと630gの違いですね、リュックと言う形で背負えば走りにくいのはどちらも一緒。

630gってちょっと飲んだり食べたりすれば変動する数値ですしね、しかし、コンマ何秒を競う競技なのでやっぱりこのわずかな差が大きいのでしょうか?しかし、馬の筋力は人間よりも疾走するのに適した造りになっているでしょうし、どうなんでしょうか?

恐らく57kg背負ってた馬がハンデ戦で59kg背負ったとしても、馬が「もうムリ!重たくてかなわん!」とはあまり思ってないんじゃないでしょうか?(人間で言えば水をちょっと飲んだ程度の増減ですからね)

だって馬の排便量や発汗量とか、結構な重量がありますからね!でも実際に斤量ごとに統計をとると、やっぱり斤量を前走より重く設定された馬の成績はそれほど芳しくありません。なぜでしょう?

負担重量と速度の関係を可視化する実験をしてみた

重量が速度にどの程度影響するのか、実際に荷物を背負って走ってみれば良いのですが、私自身が走ると仮定して斤量の重さを調節しながら二度三度走ると、バテてしまって実験の継続が不可能になり、さらに負担重量無しで走ってもタイムのばらつきが大きすぎると思います。

そんな訳で、常に一定の出力をキープできる物を用意して実験する事にしました。

はい、ミニ四駆です。

このミニ四駆のボディに箱を載せて、そこに硬貨を使って重量を調節して走らせてみる事にしました。もちろん生きていくために必要な臓器や脳を擁している馬と、走るためだけのパーツしか備えていない機械とでは全く同じではありませんが、一定の出力が出せるので速度と重量の関係が「見える化」できるはずです。

出来るだけ重量の影響が強まるように、ハイスピード型のトルクの弱いギア比を使用し、全長1.4mほどの直線コースを0グラムから2000グラムまでの重量を背負わせて走らせて、走破タイムを計測してみました。その結果を表したのが以下の表です。

当たり前の話ですが重量が重くなればなるほど走破タイムは遅くなっています。この事からも「競走馬も斤量が重くなればなるほどタイムは遅くなる」事が容易に想像できます。(当たり前ですけどね)

今回の実験では2000グラムを超えるとミニ四駆は止まったまま動きませんでした。つまり2000グラムまでと2000グラム以上とでは大きな違いがあるという事です。

人間も腕時計やスマートフォン程度の重量なら、一日中装着・持って歩いても何ともありませんが、さすがに米袋だとか、幼児を抱っこして…だとか、そういう状況だとかなり短期間で疲労してしまいますよね。

つまり、負担がキツイと感じるボーダーラインが各馬ごとにあって、それを超えると極端にパフォーマンスが落ちるのではないか?と想定できます。

確かに良く考えてみると、競馬の負担重量は世界各国どこの国の競馬でも大体55キロから60キロぐらいまでの間に収まってます。日常のレースの映像を観ていても、ジョッキーが落馬して空馬になった馬が先頭でゴールを走り抜けるのは珍しくありません。

そのあたりのどこか、に各馬ごとのボーダーラインがあるんでしょうね。

競馬で40キロ台から57キロ・58キロぐらいまでは上記のグラフのように直線的にじょじょにパフォーマンスが低下していき、ある一線(それがどこかは馬の個体差による)を超えると一気にパフォーマンスが低下すると考えられます。

減量の効果は限定的、増量の効果は無限大

例えば出走馬の能力ごとに個別に斤量を設定するハンデ戦の場合、弱い馬ほど軽い斤量になりますが、上記のグラフの0グラムと50グラムのタイム差を見てもわかるように、減量された事の恩恵はそれほど大きくはありません。

斤量が増量された場合も、ある程度までは増量したハンディキャップ効果はそう大きくはありません。しかし、ボーダーラインを超えた途端に一気にパフォーマンスが急低下するわけです。

通常競馬では 1キロ≒1馬身≒0.2秒 と考えられています。確かに今回実験した印象からも、まぁモーターを馬の脚力に置き換えて考えてみれば、1キロで0.1秒か0.2秒程度の違いなんだろうな、そんなもんなんだろうなと感じます。

でも、近走が勝ち馬から1秒とか離されてしまってるような弱い馬の場合、5キロ斤量を軽くしてやったらゴール前接戦になるか?と言われると、実際にはそうでは無いですね。

斤量の違いは一線を超えるまでは影響度としては小さい方か!?

中央競馬にハヤブサペコチャンという馬がいるんですが、この馬は500万下クラスの時に札幌競馬場のダート1700mで55キロの斤量で1分45秒8の時計を出しています。

しかし、1000万下クラスになって負担重量51キロにも関わらず、同じ札幌競馬場のダート1700mで1分46秒1で走っています。この時の方が斤量が軽く、しかも馬場状態は「やや重」で水分を含んでいて、乾いた良馬場よりも速いタイムが出やすいのにです。

馬にとっては斤量よりも体調や枠順やスタートのタイミングの方がよほど勝敗に影響するでしょうね。

ふと思った事なのですが、今度はバケツに8.54キロの水を入れて普通に手で持ってみました。すると!リュックに背負った時と違ってかなりの重さを感じます!

なるほど、同じ重さを持ち上げるにしても、重心がどこにあるのか?によって体感する重さは全然変わってきますね。テコの原理で考えるとわかりますが、力点・支点・作用点の位置関係次第で筋肉に与える負荷は違ってくるはずです。

さて、そこにさらに牛乳瓶1本半ほどの水を足してみると、少しの重量差のはずなのに、かなり重さがずっしりと感じられます!同じ重さでもリュックと手持ちバケツとでこれだけの体感差があるとは思いませんでした。

馬にとって斤量の大半を占めるであろうジョッキーの重心や馬上での動きって、結構影響があるのかも知れませんね。斤量の重さ自体もさる事ながら、どのような状態でその重量を支えるのか?も大切な要素だと言えそうです。

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