競馬展開予想とは

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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。

競馬の展開予想とは馬群の隊列やペースを想定して、有利な馬をあぶり出す事です。

逃げ馬が重要

勝ち馬はゴールを先頭で駆け抜けます。ならばゴール1m手前でも先頭にいる確率が高いですよね。ではゴール2m手前、3m手前…と遡ると、レース序盤で先頭にいる逃げ馬はレース展開のカギを握っています。

逃げ馬の勝率は2割程度なので、一見すると逃げ馬以外の馬が8割も勝つんじゃん!と思ってしまいがちですが、逃げ馬は1頭だけで勝率20%で、それ以外の馬は17頭合計で80%ですから、1頭あたり5%程度です。

逃げ馬が不利になるケース

そんな逃げ馬が不利になるケースもあります。1つは逃げが得意じゃ無い馬が無理をして逃げた場合、大抵最後の直線でバテて失速します。

もう1つは同じレースに逃げ馬が複数頭いて、俺が逃げる!いや俺だ!と互いに譲らずハイペースになった時も、最後にバテて失速します。

ポジションを予想する

競馬予想には昔から「一格・二調子・三展開」という格言があります。格とは馬の持っている能力の事で、当たり前の事ですが弱い馬より強い馬の方が勝ちやすいわけですね。

調子とは読んで字のごとくですが、能力が同じ程度の馬同士であれば、調子の良い馬の方が有利だという事です。そして展開ですが、格も調子も同じなら展開がレース結果に大きな影響を及ぼすという意味です。

青色の馬が自分の買った馬、またはジョッキーになったつもりで乗った馬だとイメージしてみて欲しいのですが、まず1枚目のGIF動画は自分の内側にいる馬がとても強い馬で、しかも先行力がある場合に、その後ろにピッタリ張り付いて行くとどのような位置取りになるか?です。

青:自分 赤:強い馬

↓最終的なポジション

上記のGIF動画を見てもらうとわかるかと思いますが、内枠にいる赤色の馬が先行力があって強いので、後ろをピッタリと付いて行く事によって、外側の馬に前をカットされてしまうリスクが減ります。では、次に赤色の馬がそれほど強くなく、自分とそう変わらない先行力しか無い場合はどうなるかを見てみましょう。

青:自分 赤:同レベルの馬

↓最終的なポジション

解説は不要かも知れませんが、内側の赤い馬がいつまでも横にいるのでインに入る事も出来ないし、外側からの先行力がある馬も前をカットしてくるので脚が使えず馬群にすっぽり包まれた中団ポジションあたりになってしまいます。一見似たような位置取りに見えるかも知れませんが、この違いは大きいです。

では、赤い馬が強い場合のコーナー手前の位置取りをもう一度と、コーナーをまわり終えての最後の直線でどうなるか?を見てもらいましょう。


赤い馬が競りかけてくれたおかげでインの馬は脚を使い切るし、赤い馬は強いので馬群を突き放していくので、青い馬も進路には困りません。これが、赤い馬が自分と同じ程度のレベルの場合ではどのような違いがあるのか、ご覧ください。


自分を取り囲んでいる馬が、それぞれ能力差やスピード差があれば馬群には隙間が生まれて進路が出来るのですが、上記のようなレースの場合、他の馬が同レベルだと直線で脚色が同じぐらいになり馬群が固まって崩れてくれませんから、進路がありません。

この話で大きなポイントとなるのは「自分の馬の能力は同じなのに、周囲の環境によって結果は違ってくる可能性がある」という事です。面白いですよね。

関連:展開予想の考え方

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