うまめし.com 競馬必勝法の北村です。
ワイドの競馬必勝法について考察していきたいと思います。以前ワイド1点買いと三連複二頭軸で相手総流しは的中率が一緒なので、どちらを買うのが得なのかについては競馬 ワイド 三連複 二頭軸総流し どちらが得か?で書きました。
その時には触れなかった事ですが、よく考えてみると例えばワイドの1-2を買った場合って、少なくとも1番か2番のどちらか1頭は2着以内に入っているわけですよね。
以下の決勝画像を見ての通り、必ず白帽か黒帽の馬の少なくともどちらか一方が1着か2着になっているのがわかるかと思います。
3着同着になった場合は3着同士のワイドは的中にはなりませんから、ワイドが当たる時は必ず1頭は1着か2着のいずれかになってるわけで、ならば馬連で1-総流しと2-総流しを買っても的中率は同じになりそうです。
ただ実際には的中率は全く同じにはなりません。理由は簡単で馬連の方なら例えば2番が4着以下に負けたとしても1番が2着以内に入ってくれれば的中になるので、馬連2頭総流しの方が的中率が若干高くなるはずです。
で、そもそもなんでワイドを買うのか?という根本的な理由の部分を考えてみると、やはり「馬連1点だと訳わからん馬が1頭間に割って入って来るかも」とか「2頭軸は確実だと思うけど3連複買うにはちょっと自信ない」とか、そういう不安要素に対するバッファとしてワイドを買うケースって多いと思います。
つまり、ワイドを買う時点で多くの場合「何かが突っ込んで来そう」という事はおぼろげながら読めているとも言えるわけです。
ただ、肝心のその「割って入る馬」がどの馬なのか全然見当もつかないという状態であれば、おとなしくワイド1点勝負も悪くはありませんが、ある程度候補が見えているのなら、場合によっては馬連フォーメーションの方が有利になる事もあるかも知れません。
例えば2016年の宝塚記念で1番人気のドゥラメンテと、2番人気のキタサンブラックのワイドを買おうとした人が、上記のように馬連フォーメーションに切り替えてマリアライトを馬券候補に入れる事ができたとします。
着順 | 馬名 | 人気 |
---|---|---|
1 | マリアライト | 8 |
2 | ドゥラメンテ | 1 |
3 | キタサンブラック | 2 |
この場合はドゥラメンテとキタサンブラックのワイドが配当250円だったのに対して、馬連が2440円なので、900円が2.7倍になったと考えると得は得です。あまりインパクトは大きくありませんけどね。
上記の例だと「あんまり金額的に大差が無いなら意味がないな」と思ってしまいますが、2016年の安田記念なんかは馬連フォーメーションがハマるパターンと言えます。
着順 | 馬名 | 人気 |
---|---|---|
1 | ロゴタイプ | 8 |
2 | モーリス | 1 |
3 | フィエロ | 6 |
11 | リアルスティール | 2 |
モーリスとリアルスティールのワイド1点でがっつり賭けたろ!と思っていた人の場合、リアルスティールが馬群に沈んだ時点で膝から崩れ落ちなければなりません。
馬連フォーメーションならロゴタイプが買い目の相手候補に入っていれば、馬連的中で3230円の配当になっています。もし、モーリスすらも馬券圏外に消えていれば、ワイドであろうと何であろうと結局ハズレであることには違いありません。
ただ馬連フォーメーションにも弱点が当然あって、2016年の有馬記念のようにキッチリ人気通りの決着になった場合とか、
着順 | 馬名 | 人気 |
---|---|---|
1 | サトノダイヤモンド | 1 |
2 | キタサンブラック | 2 |
3 | ゴールドアクター | 3 |
2016年・天皇賞(春)のように2番人気のキタサンブラックは1着に来た、そして1番人気のゴールドアクターが12着に大敗!よっし馬連フォーメーションの出番だ!と思ったら2着が13番人気のカレンミロティックで「買えるかーい!」となるパターンとか、
着順 | 馬名 | 人気 |
---|---|---|
1 | キタサンブラック | 2 |
2 | カレンミロティック | 13 |
3 | シュヴァルグラン | 3 |
要するに馬連フォーメーションを常用するのではなく、自分の予想によってワイドと馬連フォーメーションを使い分けられるのが一番良い方法だと思います。
ワイド馬券は正式名称が「拡大馬番連勝複式」である事から、馬連の延長線上の馬券だと言う事が言えます。しかし、選んだ2頭が3着以内に入れば良い・・・と言う気軽さは複勝に近い感覚もありますよね。
当たったときの配当は複勝よりは高いし、馬連よりは安いと言うところを見ても、やはり、複勝や馬連の良いトコ取りの馬券のようにも思えます。
さて、このワイド馬券。当然の事ながら「当たりやすさ」が一つのウリな訳ですが、一体どれぐらい当たりやすいのでしょうか?実際にそれを数字で確認してみると、わかりやすいと思います。
例えば18頭立ての場合、馬の能力などを考慮しなければ、複勝ならば18分の3が的中する確率と言うことになります。パーセンテージで言えば16.7%ですね。馬連ならば18×17÷2=153通りの馬券があり、的中馬券は同着が無い限りは1つですから、153分の1、つまり0.7%と言う事になります。
結構大きな差がある事が数字を見るとわかると思います。馬連は10点買っても7%ほどですから、まだまだ複勝の方が当たる確率は高いですね。ではワイド馬券を見てみましょう。
組み合わせ数は馬連と同じ153通りですが、的中が3通りあります。なので153分の3となり、的中率は約2%となります。まったくもって当たり前の話ですが、計算上は馬連3点買いと同じ的中率になりますね。
しかし、複勝と比べるとまだまだ当たりにくいなぁ・・・と言うのがこの数字を見た時の実感なのですが、いかがでしょうか?それもそのはず、この153分の3と言う数字を、わかりやすい例えに変えてみると簡単。要は153頭立てのレースで複勝を買うのと、同じ計算なのですから・・・。
さすがに153頭立てでは当たる気がしません・・・。まぁ、もちろん馬連の場合は153頭立ての単勝を買うのと同じ理屈なのですから、それと比べればマシではありますが・・・(笑)では、もっと少ない頭数ではどうなのでしょうか?
8頭立てではどうでしょうか?複勝は8分の3で37.5%です、馬連は28分の1で3.6%となり、ワイドは28分の3で10.7%です。28分の3と言う事は、先ほどと同じように例えると28頭立ての複勝と同じですか・・・まぁさきほどよりは随分と当たりやすくなったように感じます。
とは言え、やはりワイドの「当たりやすさ」はどこまで行っても「馬連と比べれば」の話であり、単勝や複勝の方が頭数が多い少ないに関わらず、的中する確率は高いです。
的中率を追い求めると回収率が伴って来ない事が1つ馬券研究のジレンマとしてありがちですが、そういう問題は競馬勝ち方に書いたような方法で簡単に解決できます。
ワイドの必勝法の話は今後もまだまだ考察と研究を進めていきますが、まずはこの数値を丸々頭に入れておけば、実戦で役に立つかも知れませんよ?
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