競馬 久々のダートだと馬はリズムを崩すのか?の考察

最終更新日:2019/03/17

こんにちは、うまめし.com 競馬必勝法の北村です。

ご存知かと思いますが競馬には芝とダートがあり、ダート競馬必勝法でも書いたように芝はスピード・瞬発力が求められ、ダートはパワーとスタミナが求められるように、必要な適性が違います。

なので普通は芝を走る馬は芝ばかり走り、ダートを走る馬はダートばかりを走る事が多いのですが、時々芝もダートも両方こなしてしまう馬もいたりします。芝とダート両方のG1を制した馬はとても少なく、ある意味三冠馬より難しい事かも知れません。

馬名芝G1ダートG1
アグネスデジタル'01 天皇賞(秋)'01 フェブラリーステークス
クロフネ'01 NHKマイルカップ'01 ジャパンカップダート
アドマイヤドン'01 朝日杯FS'04 フェブラリーステークス
イーグルカフェ'00 NHKマイルカップ'02 ジャパンカップダート
ホクトベガ'93 エリザベス女王杯'96 帝王賞

芝とダート両方を使い分ける馬は、芝ダート両方に適性がある場合もあるし、単純に脚元に不安があったので脚への負担が少ないダートを若駒の時は走り、成長してから芝を走るという使い分けをされる馬もいます。

馬は急に芝⇔ダートの変更で戸惑うのか?

アジアエクスプレスという馬は、デビューからダートで2連勝後、芝に転向して2歳G1「朝日杯フューチュリティステークス」を勝ち、スプリングステークスと皐月賞に出走した後、2014年に再びダートのユニコーンステークスに出走したところ、圧倒的な1番人気であったにも関わらず12着と大敗しました。

しかし、2ヶ月後に新潟競馬場で行われたダート重賞・レパードステークスでは完勝し、やはり強かったんだなと再認識された方も多いかと思います。解説の人なんかが「前走の大敗は久々のダートで馬がリズムを崩してしまった」的な事を言っていました。

前走の大敗は久々のダートで馬がリズムを崩してしまった?

競馬で元々ダート路線のレースを使われていた馬が芝路線に転向して、その後またダートに戻って来た場合、馬は最初戸惑ってリズムを崩してしまうのでしょうか?

答えはNOです。

少なくともアジアエクスプレスの場合は前走の敗因は決してリズムを崩したとかそういう負け方ではありません。

JRAのオフィシャルWEBで前走ユニコーンステークスのパトロールビデオを見ればわかるのですが、アジアエクスプレスの前走は単に内枠で馬群に揉まれてしまい、進路が確保出来ずに全く競馬になっていなかっただけです。

そもそも、芝を走っていていた馬がダートに転向したぐらいで戸惑うなんて事が事実であれば、一体レースとレースの間、調教師は何をしていたのか?と言う話です。

ダートのレースでは返し馬だってダートコースで行うわけですし、芝しか走った事の無いJRAの馬が、地方競馬のJRA交流レースで地方のダートコースを走って勝つし、移籍緒戦でも勝つだけの能力がある馬は勝ちます。

ダート→芝→ダートという感じで使い分けても、そのたび馬が戸惑って競馬にならないなんて事は普通は考えられない事です。自然界で暮らす馬は多種多様な地形を走りまわるわけですから、その事を考えれば当然だと言えます。

でも、芝しか走って来なかった馬がダート初戦で大敗するのはよくある事です。それは適性が全く無かったか、または騎手がその馬の適性を把握出来ていなくてペース配分が上手くいかなかったなどの理由が考えられます。

過去にダートで実績がある馬は、一度芝路線に転向してからでも、やはりダートに戻った時には以前と同じように活躍できるのです。だってダートで実績を残せるだけの適性があるのですから。

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