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うまめし.com 競馬必勝法の北村です。
ここでは競馬の三連複の平均配当について話したいと思います。三連複は上位3頭を順番は関係なく当てる馬券で、統計データをとってみると中央競馬の三連複で平均配当は25000円前後になっています。つまり平均倍率は250倍って事ですね。
多頭数のレースと少頭数のレースを平均すると中央競馬の出走頭数は14頭程度になるようで、14頭立ての三連複は合計364通りの組合せになり、控除率の0.25を考慮すると計算上の平均倍率は273倍程度が妥当という事になるので、概ね理論値通りかなという印象です。
要するに三連複の全通りを均等買いで購入し続けた場合は、収支はマイナスになるという事ですね。控除率が25%なので払戻率(還元率)は75%ですから、その分競馬ファンの資金は削られていく事になります。
昨年の東京競馬場の芝・ダート・障害を含む全551レースを対象に天気と三連複の平均配当の関係性を調べてみたところ、まず全ての条件の平均配当は33,536円で、これを天候が雨だったレースに限定してみると平均配当は9,196円でした。
280万馬券などの100万円を超える大型配当が晴れのレースに沢山出たためこれだけの差に繋がったわけですが、そもそも雨のレースの方が数が少ないので、このデータだけを持って雨のほうが荒れるとも言い切れない感じはありますね。
中央競馬では大きく分けて未勝利・500万以下・1000万下・1600万下・オープンといった感じで獲得した本賞金によってクラス分けが行われています。このクラス別に中央競馬の東京競馬場で三連複の平均配当を見てみると、新馬及び未勝利クラスでは30,995円でした。
単勝万馬券の確率【G1重賞含む】で単勝万馬券を調べた時に、単勝万馬券が飛び出すのは殆ど下級条件戦ばかりでしたが、三連複の新馬未勝利クラスの平均配当を見ても、その傾向が伺えますね。
では次に地方競馬にも目を向けて、地方競馬の三連複平均配当についても調べてみたいと思います。JRAよりも頭数が少ないですから、基本的には平均配当もJRAより少ないのでは無いかと予想できますが、結果はどうなったでしょうか。
まずは地方競馬最大の売上規模を誇る大井競馬場の三連複平均配当ですが、昨年1年間のデータでは16,503円という結果になりました。
兵庫県の園田競馬では三連複の平均配当が何円ぐらいなのかも調べてみました。昨年1年間のデータでは6,521円という結果になりました。フルゲートが16頭の大井競馬や中央競馬と比べ、フルゲート12頭という出走頭数の少なさが影響していますね。
ちなみに16頭立てだと三連複は560通りで、12頭立てだと三連複は220通りしかありませんから、平均配当が園田競馬の方が少なくなるのも当然です。
平均配当というのはあくまで平均であり「平均配当付近の金額の配当が良く出る」という事ではありません。普段は平均配当よりもずっと安い配当ばかりが沢山出てたまに一発超高額配当が飛び出して、それが平均値を押し上げるわけです。
なので的中を求めるのであれば平均配当よりもかなり低いラインを狙うべきだし、一攫千金を狙うなら平均配当よりもかなり上の配当を狙う方が上手く行きます。
では、どうやってその馬券力を身に付けるかと言うと、うまめし.com 競馬必勝法で公開している競馬教科書に詳しく書いているので、興味があればそれを読んでみてください。きっと役に立つと思います。
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